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1999年7月発行 広報よみたん / 2頁

象のオリ返還へ向けて 楚辺通信所返還跡地利用地主会設立総会

象のオリ返還へ向けて

楚辺通信所返還跡地利用地主会設立総会
 沖縄に関する特別行動委員会「SACO」の最終報告(平成八年十二月二日)で、移設条件付きでその返還時期を平成十二年度末を目途にすることが示された。
 それを受けて、平成九年六月十一日、返還跡地利用計画に向けて地主関係者と役場側との意見交換が始められ、平成十年十二月八日の第一回地主会設立準備委員会まで八回の意見交換会がもたれました。
 また、準備委員会も四回にわたって具体的な話合がなされました。
 去る、四月二十四日に、中央公民館に一一〇人(委任一二五人)の地主関係者を集め設立総会が開催されました。
 総会では規約の承認等五件の議案審議がなされ、いずれも賛成多数で可決されました。
 波平の知花正行区長は設立総会までの経過を説明、「返還跡地利用計画が皆様の協力でスムーズに進められることを望みます。」とあいさつ。
 また、役員の選出議案では現準備委員会役員の継続が提案され、理事長に選任された知花治雄氏は、「楚辺通信所は読谷飛行場跡に隣接しており、地主の皆さんと十分協議して、これからの読谷村及び地域の発展を左右する大きな問題であり、村内各地域の返還軍用地の跡地利用はそれぞれ特性あるもので、波平の場合も地域特性を活かした有効利用を図り、役場側を交えて補助事業、資金制度等の方策を協議していきたい。」と就任のあいさつが述べられました。
 続いて登壇した安田村長は、「これまでの皆さんのご苦労は大きかったと思います。難しい問題等があり時間のかかることでしょうけれども、この十六万坪の跡地利用は四五一人の地主の皆さんが、相互に譲りあってはじめて実現できるものと思います。立派な跡地利用を推進して下さい。」と激励しました。

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