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1999年7月発行 広報よみたん / 3頁

「チーム未来よみたん」読谷飛行場跡地利用を提言

「チーム未来よみたん」 読谷飛行場跡地利用を提言

 平成九年十二月五日、島田懇談会提言に示されたプロジェクトを実施するため、沖縄米軍基地所在市町村活性化特別事業が始まり、具体的な推進を図るために意欲ある若者の人材を活用する「チーム未来」の設置が示された。
 これを受けて、「チーム未来よみたん」は平成十年五月十八日、村長より委嘱を受け、本村における同活用化特別事業のテーマの「読谷飛行場の跡地利用」について、調査・研究活動を一年にわたって行なってきました。
 その提言が六月一日付けをもって村長に示されました。
 ー「チーム未来よみたん」の振興開発研究ー 「読谷飛行場(昭和五十三年四月三十日返還)の跡地利用について」の中で、次のように提言されました。
 本村は本島中南部都市圏の郊外地域にあり、また、北部観光リゾート地域の一画に位置する。読谷飛行場は本村の中心にあって、その用地の規模とまとまりから、新しい産業開発を担うべき土地であり、その全体構想の中で、返還跡地の利用方向を考えるべきである。
 それはハウスなどのある生産団地及び出荷施設、試験研究施設を備えた技術集約型農業と加工、販売施設を備えた観光交流型の農業とが一体となった新しい産業開発である。返還跡地では、これまでの実績から花きと紅イモを主力とするが、ハウス等での技術習得と経営の安定などと並行して徐々に拡大し、将来的には販売、観光部門の開発と複合する産業興しをめざすべきである。
チーム未来よみたん委員
 リーダー 池原鈴夫  サブリーダー 幸喜文隆 比嘉正俊 玉城初彦 安田慶敏 平良克次 津波竜也 新垣 晃 國吉雅和
 提言を受けた村長は、「皆さんがこのような方向付けをしてくれありがたい、読谷飛行場問題について広く村民に理解されることを期待したい、現状は厳しく、皆さんの力をかりてその実現に向けて共に頑張りましょう。一つの突破口が開けたら、この問題も大きく前進するでしょう。単にパラシュート訓練の問題ではなく、その根底には跡地利用があり、将来に向けて大きな集団になることを期待したい」と、その労をねぎらいました。

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