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2001年7月発行 広報よみたん / 1頁

美術館で「織のあしあと」展を開催

美術館で「織のあしあと」展を開催

 六月二日から二十四日までの間、村立美術館(濱元朝雄館長)で特別企画展「織のあしあと」読谷山花織ー人間国宝・與那嶺貞と県指定無形文化財技能保持者ー展が開催され、多くの工芸ファンが訪れ、読谷山花織の美を堪能しました。
 六月一日に開催されたオープニングセレモニーで、濱元館長は、「読谷山花織は、長い歴史の中で育まれ、読谷の地に根ざした伝統工芸として確固たる地位を築いてきました。この花織を苦心惨憺の末蘇生させ、見事に復興・発展させた與那嶺貞さんのあしあとをたどり、四人の県指定無形文化財技能保持者の優雅な手仕事の技と美の作品を展示しています。」と洗練された花織の美しさを讃えました。
 会場には、與那嶺さんが一九六六年から一九九〇年代かけて制作した花織着物・ミンサー・着尺・帯等三五点(與那嶺貞、村立美術館・村立歴史民俗資料館、県立博物館蔵)が展示されました。
 また、技能保持者の島袋秀、比嘉恵美子、池原ケイ子、比嘉マサ子さんらの作品二八点も同時に展示され、読谷山花織の層の厚さに注目を集めていました。

キャプション 木綿読谷山花織ミンサー 1970年頃制作

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