読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2004年2月発行 広報よみたん / 10頁

めざせ健康村ゆんたんざ十

めざせ健康村ゆんたんざ十
読谷村の若い人にも多い『痛風』。痛くなければ大丈夫??~血管を傷つける尿酸の恐怖~

 二月に入り桜の季節となり、少しずつ春の気配もしてきました。最近「節々が痛む。」という方はいませんか?痛風は「風が吹いても痛い」ということで名前がついています。では痛くなければ安心でしょうか?
 痛風は血液中の尿酸が多い事(高尿酸血症)で起こります。よく足の親指の付け根が痛くなるようですが、これは尿酸が固まって結晶になり、そこで炎症を起こして痛みが起こります。体の末端は冷えやすいので結晶になりやすいのです。尿酸値が高いほど尿酸は結晶化しやすくなります。尿酸の結晶は、とげとげの針の塊になります。このとげとげの結晶は体の末端で固まりを作るだけでなく全身の血管を流れていきます。そして血液は体中を流れているので、全身の血管に傷がつくのです(これを動脈硬化といいます)。血管に傷がつくとどうなるのでしょうか?腎臓では結晶をこす事で腎臓の血管に傷がつくと尿を作れなくなり、悪化すると人工透析になります。また、心臓の血管が傷つくと心筋梗塞、脳の血管が傷つくと脳卒中の危険性が出てきます。痛風(高尿酸血症)も、他の生活習慣病と同じく合併症が恐いのです。
 痛風を予防するためには、肥満の解消、適正なカロリーの摂取、適正なアルコール量の摂取、適度の運動と有酸素運動、ストレスの解消が大事です。
 最近二十代の若い男性でも「健診で尿酸値が高いといわれている」「足が痛むので病院へ行ったら痛風と言われ、内服治療をしている」という声を聞きます。読谷村の住民健診での有所見ランキング(表1)で二十代男性の第一位、三十代男性、四十代男性の第二位に「高尿酸血症」があります。若い人でも尿酸値が高い方が多いのです。表2を見ると、男性全体で尿酸値が一次予防の段階(健康の維持増進)の方はわずか三三・四%で、二次予防(早期発見、早期治療)の方、三次予防(合併症の予防)の段階の方も多く見られます。女性はどうでしょうか。女性は男性と比べて尿酸値の高い方は少なくなっています。女性ホルモンが尿酸の代謝を助ける働きをしてくれるので、女性は閉経を迎えた後、尿酸値は高くなりやすくなります。
 若いからといって健康を過信しすぎてはいませんか?まずは健康診断を受けること、そして健康診断の結果を理解する事、それを生活の見直しにつなげる事が大事です。自分の健康を守るのは自分自身。健康で生き生きとした生活を送っていきたいですね。

文…健康共生課
   保健師 又吉由樹子

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