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2004年2月発行 広報よみたん / 13頁

読谷の自然(93)昆虫類【チョウ類】~ルリタテハ~(タテハチョウ科)

読谷の自然(93)昆虫類【チョウ類】~ルリタテハ~(タテハチョウ科)

 前はね(前翅)の長さが三二㎜から三九㎜のチョウで、平地から山地まで見られます。分布的には、日本本土から東アジアや東南アジアなど広い範囲に生息しているチョウで、生息地域でいくつかの亜種に区分されています。
 名前の由来は上面の翅の外縁部にそって鮮やかなルリ色の帯があるところからきています。しかしながら、翅を閉じると茶色のまだら模様で、暗がりの幹にとまると保護色として機能するため、枯れ葉と見分けがつかなくなります。
 春季には開けた場所に咲く草花に訪花し、吸蜜していることもありますが、夏季には木立の下の薄暗い場所にいることが多く、幹部の樹液を吸汁します。秋には熟した果実を吸汁していることがあり、時には落下した果実で吸汁していることもあります。
 幼虫は体長四五㎜、黄色のトゲにおおわれています。幼虫の食草はサルトリイバラ類やサンキライ類です。成虫は本土では夏型と秋型の二つのタイプが見られますが、沖縄では周年見られ、成虫で越冬します。
 村内でも平地から山地まで広い範囲に生息しています。
文・写真 県立博物館学芸員 嵩原建二

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