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2004年3月発行 広報よみたん / 6頁

読谷美術セミナーを開催 セザンヌとデュシャン

読谷美術セミナーを開催
セザンヌとデュシャン

 読谷美術・絵画展の関連事業として、二月七日に読谷美術セミナーがふれあい交流館講座室で開かれました。
 講師に、西洋美術印象派の研究者で総合的芸術活動「水の沖縄プロジェクト」を主宰する沖縄県立芸術大学の浅野春男教授を迎え、「現代美術について」と題して講演がなされました。参加者はスライドで印象派を代表するセザンヌとデュシャンの作品を見ながら改めてその奥にある真なる姿について学びました。
 浅野氏は、「現代美術とは、目に見えることを見えるように描くのではなく、それを疑いはじめた時期からと定義したい。次は目に見えない世界を積極的に描く所に行きつきます。」と説き、セザンヌとデュシャンの代表作から構図の上での次元の調和、造形、観念の対比を通して現代美術の現状と課題を紐解きました。

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