読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2004年12月発行 広報よみたん / 2頁

ゆんたんざの心に宿る 三線歌謡の始祖「赤犬子」と大交易時代の先駆者「泰期」 壮大なドラマが感動を誘う

ゆんたんざの心に宿る
三線歌謡の始祖「赤犬子」と大交易時代の先駆者「泰期」
壮大なドラマが感動を誘う

 今回は三十周年記念の読谷まつりとして開催され、前夜祭を「よみたんの音楽祭」と銘打って、ダンスフェスティバル、おじさんバンド・でいご娘ステージ、残波大獅子ステージ、Kiroroのスペシャルライブ、ディアマンテス、ひがけい子と島太鼓、渡慶次子ども獅子舞クラブが共演し三〇周年にふさわしいイベントとなりました。
 三十回を数える読谷まつり。回を重ね県内外に広く知らるよになり、今回は前夜祭もあり村内外から延べ十八万人が訪れ、連日賑わいを見せていました。
 初日、まつり主会場となった運動広場では、各小中学生の児童生徒による集団演技の他、大ステージでは「しまうた」、読谷高等学校ダンス部の「創作ダンス」など多彩に演じられました。夕暮れになると楚辺区から赤犬子大主前を迎え、総勢二一五人による古典音楽演奏会があり、楚辺区イリベーシの先導のもとに始祖「赤犬子」の魂が蘇りました。
 メイン会場以外では、村立歴史民俗資料館の「読谷山のボーシクマーたち」、美術館では「読谷の染織展」も同時開催され、七日には文化センター鳳ホールでの伊良皆芸能保存会による史劇「今帰仁由来記」も演じられ好評を博していました。
 二日目には、広場でのちびっこ相撲大会や読老連メンズゲートボール大会、読子連・老人会の集団演技、渡慶次小学校のマーチング演技。ステージでは「受け継ごう、読谷の心」をテーマに子供たちによる波平・座喜味棒術や渡慶次獅子舞、婦人会、村内琉舞研究所の皆さんによる琉舞など多彩なプログラムが盛りだくさんでした。
 夜になると、読谷高校サッカー部のたいまつ隊に導かれ、大交易時代のロマンと勇姿を再現した創作「進貢船」がまつりのフィナーレを飾り、出演者と観衆が一体となりまつり会場は最高潮に盛り上がりを見せていました。
 今回から読谷まつりボランティア活動として村内ラグビーフットボール部の中高生がまつり会場から収集してきたごみから資源ごみを分別し、福祉作業所へ提供しました。
 また、まつり一週間前の十月三十一日には、昨年完成した読谷むら咲むら闘牛場でまつり闘牛大会が開催され、多くの闘牛ファンで賑わいました。

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