良い遊び場 與えて守ろう みんなの子
「すべての児童は良い遊び場が与えられなければ成らない。悪い環境から守られ、良い環境の中で育てられなければならない」と児童憲章にうたわれて降ります。戦前は私達はことさらに「子供の遊び場などといふ言葉をあまり耳にしませんでした。純朴な農村、純情な村民性の中で、鎮守の森も、学校の庭も到る処に良い遊び場が得られたのであります。しかるに、現在は危険な道路が私達の部落内の道路にすらトラックや三輪車、オートバイと私達の子供等の身辺をおびやかしている状態であります。自由な遊び場があったら「こんな事にならなかったあの子もこの子も」という事件がたくさん繰返されているのが現実であります。輪禍や水難その他社会の悪から子供を守るために「子供に明るい遊び場を与えよう」そして児童の健全な育成を図らねばならないという児童福祉の精神にもと過ぎ、村内各区で子供遊び場が出来つつあることは誠によろこばしいことであります。このような各区の動きを助長育成しよりよき自由な明るい遊び場としての施設を充実強化させるためにも村でも一九五八年度予算に児童福祉施設費として二十二万円を計上されております。遊び場はあっても遊具がなかったり、少ない場合は子供は飽きやすく有効な利用が望めません。遊具の主なるものはブランコ、シーソー、鉄棒、滑り台、遊動橋、ジャングルジム、砂場等がありましょう。これらの全部を一度に備えることは困難でありますから、みんなの力で一年一年とその施設を充実させ数を増やして子供達に立派な遊び場を与えてやりましょう。