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1958年7月発行 読谷村だより / 1頁

完成した五八年度政府補助事業 農道、堤塘、排水、橋梁等八ヵ所

完成した五八年度政府補助事業 
 農道、堤塘、排水、橋梁等八ヵ所

 読谷は戦前の三分の一しか耕地は残っていない。それだのに人口は四千人も増えている。現在は若い人達が二千余人も軍労務に従事し御年よりや婦女子が農業に従事しているが、その人達が耕すさえ充分でない。二千余人の軍雇傭者が働いている間はどうにかやっていけるのがだんだん軍労務も縮少される傾向にある。こう考えるとやっぱり読谷は農業しそれを基本産業として将来も進んでいかなければならない。少い耕地をもつと増やす努力がなさねばならない。荒廃地や荒蕪地をなくするように山林原野の可耕地を早く開墾するように、また栽培技術の改善で反当収量を増やすことも必要である。
 また農具や配水路、堤塘、護岸等の農業の基本施設を整備して肥培管理が充分出来るように暴風水害等の被害を防ぐようにする事も大切な事である。これ等の農業基本施設は多くの工費を必要とするので政府や村、

二面へつづく

一面よりつづく

の経済振興基本計画に沿うて毎年毎年その整備にあたっている。一九五八年度の政府補助事業は次表のとおりで伊良皆と古堅の簡易水道も近く完成することになっている。

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