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1959年9月発行 読谷村だより / 4頁

一九五九年度行政状況報告書(その四)

〔39号3ページの続き〕

ておりますが、何しろ戦争直後の混乱状態にあった関係上証拠書類の所持者至って少く請求事務にも幾多の支障を来しましたが、その後引揚者団体代表者等の御協力により引揚名簿による証明書の提供によりまして事務の促進をはかってもらいました結果対象件数五二五世帯(遺族給付金受給者を含む)約一、二○○人に対し現在(五月十五日)までに四九二世帯(八八○人請求書を提供し、その内三六三世帯(八四四人)が認定済になっています。
 この認定済になったものの内二一五世帯(四九二人)はすでに債券の交件を受けこの金額は六、六一六、○○○円(日円)に達しています。
 現在九○%程度が請求済になっており、その内七三%は認定済になってをりまして認定済の約六○%は債券の交付を受けています。
 未請求の分は戸籍関係やその他の問題でむずかしいケースが残されていますが今後該事務の処理に一層の努力をなし、もって全引揚者が法の恩典に浴することができるように致しております。
 現在の引揚者給付事務の状況は次表のとおりであります。

海外引揚者給付金請求状況調(1959.5.15現在)
一、引揚者給付
種別       1958年度  1959年度  計
対象件数     456世帯
請求書提出数  229(532) 218(348) 447(880)
認定済数 100(48) 229(572) 339(820)
債券交付済数 215(492) 215(492)
債券額金額 6,616,000(日円)

二、遺族給付
対象件数 60世帯
請求書提出数 45 45
認定済数 24 24
債券交付済数

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