火の用心
火事は心の油断から 消したはずでは燃えるはず
村民の皆様これから寒くなって来ますと、いよいよ火と親しむいわゆる火事の季節となって参ります。時代の進歩につれてランプの社会から電気の社会へと移り変り、火災の発生件数も年々増加の一途を辿って来ている現状であり、会年も六月迄に火災の発生件数は全琉で一五三件で二八七、二五一弗(三四、四七○、一二○B円)という多額の財産が灰燼化されているのであります。
「マッチ一本火事の元」「焼いて泣くより笑って用心」等と標語にもあり、正にそのとおりだと思います火災の原因は殆んど私達の不注意によるものでありまして、年々尊い人命が損傷され、又先祖代々から築きあげてきた財産が一寸した不注意から火事をおこし一瞬にして焼け失せてしまうのであります。
このようにおそろしい火の魔から守り抜くよう村消防隊では去る十一月十五日から十八日までに、渡ヶ次小学校区を皮切りに読谷、喜名、古堅の各校区単位で校庭又は公民館を利用して防火思想高揚のための防火宣伝映写会を催したものであります。
本映写会は防犯協会嘉手納地区支部主催で警察本部公安第一課及び嘉手納警察署の絶大なる御協力により実施されたものであります。
火は私達の生活になくてはならぬものであります。細心の注意を払い私達の村から一件の火災も出さぬよう老幼男女全村民が協力して明るい平和な村を築きあげましょう。
そろそろ火災シーズン
1959年上半期(1月~6月)原因別火災統計表(全琉) ※表のため原本参照
寝るとき出るとき火の用心
一寸の不注意が火事のもと
火事は心の油断から
原因別 件数 損害額($)
放火 9 406
炊事中の不注意 10 1,255
残火の不始末 21 27,662
煙草の吸殻 16 1,675
煙筒によるもの 1 1
弄火 8 10,559
油脂類によるもの 4 2,876
裸灯火によるもの 9 640
漏電 5 11,095
取灰によるもの 2 27
自然発火 4 2
原野の火入中 7 125
石油コンロによるもの 16 190,450
不明火 22 1,116
その他 19 39,362
計 153 287,251