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1960年1月発行 読谷村だより / 4頁

告示第四四号財政公表について

〔43号3ページの続き〕

ル七セント、前年度から継続して本年度になってから完成した字伊良皆と字古堅の水道工事補助金が一、二四六、三七セント、字都屋の水道補助金一、七五○ドル、食糧作物災害対策補助金三四二、五○セント、肥料対策補助八七五ドル、甘蔗苗圃設置補助四六七、五○セント、病害虫防除資材購入補助一五四ドル、畜舎施設補助四○○ドル、堆厩肥生産奨励補助三四八、一九セント、以上の九、四四三、六三セントが事業費補助であります。尚政府税徴収交付金として五八、二九セント、畜犬登録手数料交付金が二三ドルの収入を見ております。それからこれまで御説明いたしました補助金がどのように支出されたかということについては別表第一○号「決算に見る款別充当財源調」も参考になりますから御参照下さい
 第六款寄附金の収入額は一、三八六、五四セントにして決算総額の一・二%に当りますが、これは水道工事施工に伴う地元負担金でありまして字伊良皆から七八二、七九セント、字古堅から六○三、七五セントを指定寄附として総工事費の三○%を納付して貰ったものであります。
 第七款繰入金は二三、五九一、九○セントの収入にして決算総額の一九・七%に当りますが、その内訳については学資貸与金を受けた学士さん七名が卒業いたしましたので学資貸与条例第六条の規定によりこの七名から償還した金額が二五八、五七セントです。
それから一九五七年度に基本財産造成積立金として現金三一、六六六、六七セント(三八○万円)積立ててありましたので本年度施行した村民会館、火葬場その他建設事業費に充てるため二三、三三三、三三セント(二八○万円)を本年度予算に繰入れたのであります
 第八款繰越金の一六、○六三、三一セントは前年度の才入才出差引残金でありましてそのまま本年度に繰越した金額であります。
 第九款雑収入の二一、七九九、四三セントは決算総額の一八・二%に当りますがこの内訳を申し上げますと非細分地軍賃貸料が一八、七九六、二九セント、村有地の立木倒伐補償金一、二七八、一○セント、講話前の損失補償請求再調整事務補助金八三七ドル、才計現金の村預金利子八四三、五四セント、村有地の古損木売却金三三、八○セント、苗圃収入一○、七○セントとなっております。
 これで才入における各款についての説明は終ったわけですが今少し財源の面について健全であるか或は不健全であるかという点を検討して見ましょう。別表第四を御参照下さい。
 本年度の才入決算総額一一九、六二四、一七セントの中、自主的財源と呼ばれるものは第一款の村税、第三款の公営企業及財産収入第四款の使用料及手数料、第七款の繰入金、第九款の雑収入でその計が九一、一三八、五二セントで決算総額の七六・二%に当ります依存財源といわれるものが第二款の市町村交付税、第五款の政府支出金、第六款の寄附金でその計が二八、四八五、六五セントで総額の二三・八%にして正に健全財政であると言えるものと思います。
 尚村民負担の状況について検討して見ましょう。次の表は一九五三年度から一九五九年度までの村税決算額に対する戸数、人口当り負担額を年度別に表したものであります。一九五三年度から一九五五年度までは沖縄群島税条例に基き賦課されたものであり一九五六年度以降は市町村税法により賦課されたものであり一九五六年度以降は市町村税法により賦課されたものであります。

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