“自らの力で腕で 強く正しく生きよう”
村の遺族会婦人部では「遺児さん達が自分の力で他人の力に依存することなく強く正しくそして明るく楽しい人生コースを歩んでいくために」何かと技術を身につけさせようという趣旨で去る五月十二日から村民会館ホールで洋裁講習を開講していたが十三日間の日程を一人の落伍者もなく、毎日午後六時から午後の九時まで、日中のつかれも忘れて熱心に受講、五月二十四日午後六時から閉講式並に着初式を挙行した。
この講習で学んだ、そして自分の技術で縫いあげた洋服の着初式の楽しそうな遺児達の明るい希望に満ちた笑顔をながめ、参列した関係者や講師をして戴いた大湾竹先生も満悦、遺児達の熱心さに感謝、感励の言葉をおくって閉講式を終った。