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1960年5月発行 読谷村だより / 3頁

鯉の泳ぐさ月の空

鯉の泳ぐさ月の空
 小満の節入り皐月のあまぐもに大田大主の音頭、特徴ある語調、その根は見事に活着すかっり芽をふいて値付時の汗の額は希望に燃えている。
 むかしむかし真夏の炎暑を知らなかった県道沿いの琉球松、大地に根を張り大空バックに繰り広げる素晴らしい黒、青、緑の枝々は台風を怖れず、猛暑に屈せず常に住民を涼しく包み、知らない人にも知られた蔡温の偉勲は脳裸にはびこつて永遠に記憶されている。  六号線、一号線、十二号線と村内を縦横無尽に走る道路両脇の五本万の松の新芽、初夏の陽光浴びて早くも曙光が射し昔と未来の交錯する夢の中、原子灰の横暴する大自然に新緑を一杯浴びて環境浄化と一役買う日も遠くはない。印象深い蔡温松よ今一度!
 青空泳ぐ鯉のぼり、皐月の空に健やかに育つ子供達五日の日、思う存分満喫した事か親にとって愛しい吾が子。母の愛にこたえて赤白夫々のカーネションをつけた母の日の八日、感謝に満ちた小さい子、母の日、子供の日の皐月同権の陰に父の日来らず、悲哀!世の父に同情する。
 色々並行して児童福祉週間、青少年不良化防止運動清掃週間と実施されたこの月、児童福祉法日く「すべての住民は児童が心身ともに健やかに生れ育成されるよう努めなければならない」。「すべて児童はひとしくその生活を保障されなければならない」。
 又絶望に苦悶する未成熟者、若き世代の反逆、酒に酔いネオンに浸ったうかれた酒場・・・所詮は明るい身限りない社会の愛性を忍耐強くそそぎ健康、清潔、愛情と心身共に五月の空に泳ぐ鯉のぼりの様に健かに、明るい八等身に育て社会の欲する五月行事のシンボルにしよう。
 又、又この月は学問の月でもあった。遺族会巡回洋裁講習会、農業技術講習会生改リーダー養成講習会と、内容は別段で説明されているので省くが、入れ替り立ち替り村民会館フルに利用された。産業、経済、教育文化と生活の安定向上を図るにはやはり修養が肝要、チビフィフィの未亡人、戦争知らないいたけない戦災遺児、モンペ姿もいかめしい生改グループのリーダー土と取組む篤農爺々とこの頃の役所学問に励むハゲ頭オカッパ、トーニー、ヘップバーン、コールドハットと変土才々の面と頭で賑った。向上の一路努力あるのみ、頑張れハチコウ

写真説明(読谷の空高く泳ぐ皐月の鯉のぼり)

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