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1960年6月発行 読谷村だより / 4頁

私の感想

私の感想 
知花正助
 規律厳しかった我が国は大東亜戦争に敗れ、その後民主主義が唱えられアメリカユーとかテーゲーとかいろいろな言葉で敗戦国の色を表現されて居る。
 まづ戸籍のことについて仮戸籍の申告を正直にと耳にたこが出るほど指導したが僅かの手数料をだしおしんで終戦後亡くなった戸主等も戦前に亡くなったようにされているのが時たまあり、正しく申告すれば種々の救済の手もあろうのに後程保証人を帯同して再三裁判に足を運び暫く許可になった例が少くない、又自己の実子でありながら他人の実子として戸籍を作り後程不仲になってから親子不存在の訴えを起すなど全く自由無知のやり方のがあった。
 土地の問題について昭和二十六年四月一日土地所有権の証明書が交付された時代のこと、一枚二十円であったと思いますが自分の土地を誰が取るか無駄な金を出すまいと突張りこれも後程軍からの土地の賃貸料が支払いされることになったため隣接地主の了解を求め、裁判所で所有権の確認を求めており、これこそ事前失敗の無駄な費用といえるでしょう。なお等級の問題ですが実際の等級をつけておくと税金が高くつくから下げておけなど、いざ軍からの賃貸料となると同地域である他字の分とが随分な差額が出ていることは申し上げるまでもありません。
 何かやるには何かの資料が絶対必要であり、講話発行前の損失申告についてある人が当局はいつも調査ばかりやって何も実のついたものはない暇をついやすより寝ていた方がよいなどと暴言している者もいたが相当の日数は要したが御承知のとおり日本政府から涙金が送られてきており、さきに暴言した人は今からは出来ないとか申し出たが、つまり涙金をもらうことは出来なかったようです。
 子供たちの環境について戦前は子供たちに一番こわいのはなーにと聞いたら地震、雷、火事、おやぢといっていたそうですが今は何もないらしい。
 前途致しましたのは何が原因でしょうか現世相を十分反省して住みよい朗らかな明るい生活を続けようではありませんか。

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