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1960年10月発行 読谷村だより / 2頁

「明るい自由な選挙」を推進 公明選挙推進連絡会議読谷支部結成

「明るい自由な選挙」を推進 
公明選挙推進連絡会議読谷支部結成

 来る十一月の立法院議員選挙を間近にひかえ公明選挙推進連絡会議読谷支部(支部長山内徳信)が結成された。同支部においては別項のとおり公明選挙推進要項により浄化運動を行うとともに候補者の立会演説会についても協議した。

公明選挙推進要項
◎標語
「権力、金力、暴力に左右されないあかるい自由な選挙にしよう」

趣旨
来る十一月立法院議員選挙がある。早くも選挙気分が高まり殆どの立候補者の顔ぶれも決まった。
特に今度は主席任命の政権をかけた選挙だけに一層運動が激化して悪質な行為が予想される。従来選挙運動の行き過ぎから、事前運動や買収行為、個別訪問等の違反行為が行われた例もあった。このようなことでは自由に投票する権利も失われ、ひいては沖縄の政治を大きくゆがめるものとなってくる。そこでわれわれはひろく全住民によびかけ公明選挙を期し次のような浄化運動を起す。

推進標語
1 飲食物の提供はじめ、あらゆる買収や利害誘導を徹底的になくしよう。
2 投票を強制するような戸別訪問は絶対にやめましょう。
3 票読みのために行われる書名運動は絶対に禁止しよう。
4 選挙人同志の尾行やデマ等のいやがらせはやめて明るい静かな選挙にしよう。
5 いかなる場合でも暴力や恐喝、権力等をふるうことは絶対に避けましょう。
6 演説会場や集会場の使用を妨げたり、演説を妨害する行為はやめましょう。
7 候補者又は推せん人の演説において相手側をひぼう又は中傷したりするような人身攻撃をやめましょう。
8 選挙運動費用の法定額を徹底的に守らせよう。
9 運動期間前の選挙運動は違反行為として、みんなで自しゅくしよう。
10 未成年者を選挙運動にまきこまないように注意しよう。
11 新聞、ラジオ、テレビ等を通じての推せん人広告は極力やめましょう。
12 違反行為者は遠慮なくみんなで摘発し警察へ訴えよう。
13 違反行為者を出す側の候補者には絶対に投票をボイコットしよう。
14 選挙日(十一月十三)には棄権がないよにみんなで防止しよう。
15 当選祝賀の催しはできるだけ自しゅくし浪費と馬鹿騒ぎをやめよう。
16 選挙後はどちらの選挙者もいっさいの対立感情をなくして明るい村づくりにつとめよう。
実施方法
1 支部主催で各候補者の立会演説会を行う。
2 支部主催で各候補者との懇談会を開き公明選挙の協力を求める。
3 選挙管理委員会や警察との協力で広報、宣伝車によって啓蒙を行う。

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