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1960年10月発行 読谷村だより / 4頁

新正一本化実施を協議 新生活運動推進協議会が

新正一本化実施を協議 
新生活運動推進協議会が

本村新生活運動推進協議会では去る十月七日村民会館に議会議員、各学校長、区長、教育委員、婦人会長、青年会長、生活改善グループ会長などの合同のもとに新正一本化実施について協議、文教局社会教育課山川課長及び嶺井主事、地区教育長事務所石嶺次長の説明があって協議の結果新正一本化実現を推進することを申合せた。それではなぜ新正月がのぞましいか。新生活運動推進協議会の方では次のように説明されています。
◎なぜ新正月がのぞましいか
お正月は一年の始めとして全住民が互いに祝福し合う国家行事であります。この日は家族の者(親兄弟)知人等がお祝をのべ神仏ならびに先祖に感謝のまことを捧げ、共に新しい年の幸福を願うのであります。このような有意義なお正月を全住民がこぞってお祝いしたいものであります。ところが今日まで私たちは新旧いずれの正月でもよいという古い観念で、社会の慣習の流れにまかせています。現在世界各国の生活も一層合理化な太陽暦によってすべてのことが行われています。このような現状でありながら今だに旧正月で正月を祝っていることは大きな矛盾であります。
人口衛生が月の裏側も撮影できる今日、物の見方考え方を更に一歩進めて近代的感覚を身につけなければ時代におくれるのではないでしょうか。
それでは新正月にしたい重な理由をのべてみましょう。

1 学校教育とのつながりからみて、教科書もすべて太陽暦の一月一日が正月だと教えられています。そういう教育を受けている子供達に対し旧正月が正月だと思いこますことは教育的にマイナスになるのではないでしょうか。こうしたちぐはぐな考え方を改めて家庭や社会が学校の教材と同じ歩調をそろえて新正月を実行することができたら教育的にも大きな意義があると思います。

2 世界共通の太陽暦による正月を祝い旧暦による二重生活をやめて暦の一本化をはかりたいと思います。
各官庁役所が公休日であり学校も冬休みでゆっくり家族そろって楽しい小学ができます。

3 時期からいっても農家はとりいれもすみ製糖の最盛期でもなくゆっくり正月を祝うことができます。むしろ旧正月の頃が稲や豆の植付準備のために忙しいので、農家の人は家におちつくことができません。
この三つの事を念頭において新正月一本化を実行していきたいものです。
(新正月のしおりから)
以上の理由から新正月一本化が提唱されていますが昔からの因習を改善していくにはいろいろむずかしい問題もあると思います。要は各個人個人が主体性をもち自らのはっきりした考え方と計画によって行動を律するようにしなければ、個人も社会も前進しないと思います。
村民の皆さんの御理解によって障害を取り除き全村民が新正一本化できるよう御協力をお願いします。

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