読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1961年12月発行 読谷村だより / 1頁

グループ活動十年の歩み 読谷村座喜味Aグループ 知花ヒデ子

グループ活動十年の歩み 
読谷村座喜味Aグループ
知花ヒデ子

一、部落の概況
私たち座喜味生活改善グループは読谷村の東部にあたり戸数二九九戸総人口一、六○七名で大部分兼業農家で主に養豚養鶏を営む部落でございます。

二、結成された動機といたしまして
戦争で大部分がその被害をこうむりました。こうしたときになんとかして少しでも新しい時代の波にのって大地に根をおろした生活をしたい。敗戦による人々のさまざまな生活の行き方から脱し部落中の幸福を祈り一部の婦人達が立ち上って、一九五二年に産ぶ声をあげました。普及員さんもその間当山さん、与那嶺さんそして宮良さんと変わりました。

三、グループの活動
 当時は衣食住その他の問題をとりあげてきましたがなにかと不自由を感じながらどうしたら少しの物でもよりよく利用出来るだろうかと集る度毎に話し合いをもちました。グループの組織活動にも理解力が乏しく当山普及員さんの御指導のもとに身近にある有り合わせの布きれやH,B,T等の更正方法又お芋を利用しいろいろと持ち寄って、講習会講座などをもちました。
五四年から五五年にかけていくらか生活も落ちつきバラック建の住居から本建築に変わりその祝いが盛んになって諸行事も一段と派手になりつつありました、いわゆる毎日の食生活が不完全で時たまこうした行事となりますと徹底的に飲みそしてよく食べたものでした、これではいけないとグループ員が率先し一般婦人会に

※表(発表者一覧)原本参照

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