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1962年3月発行 読谷村だより / 4頁

第一回青少年保護育成運動 来る四月十日から実施

第一回青少年保護育成運動 来る四月十日から実施
青少年問題協議会の主唱により第一回青少年保護育成運動が別項の実施要綱によって行われることになりましたので村民の皆さん御協力下さいまして本運動の効果を挙げていただくようお願いします。
第一回青少年保護育成運動実施要綱
一 趣旨
青少年問題のなかで、もっとも重要なものは非行の問題であって青少年を非行化へおいやる原因はいろいろあるが、その源をなしているものは社会が暗いということである。犯罪や交通事故などを一掃して明るい環境、住みよい社会を築き、そのなかで青少年の教育、保護及び福祉の増進をはかり、その健全な育成を期すため、本運動を実施するものである。
二 目標
青少年のために明るい社会をつくりましょう
三 実施期間
一九六二年四月十日
一九六二年四月三十日
二十一日間
四 主唱
青少年問題協議会
五 実施機関団体
琉球政府、各市町村、各連合区教育委員会
六 協力機関団体
沖縄教職員会、沖縄社会福祉協議会、沖縄PTA連合会、沖縄婦人連合会、沖縄県青年団協議会、沖縄子供を守る会、高等学校、その他関係団体
七 協賛機関
各新聞社、放送局等マスコミ関係機関の協力を得て、この運動の趣旨の徹底をはかる。
八 広報活動
(協議会において実施)
広報車による活動
報道機関による活動
横断幕の作製配布
ポスター、標語の印刷、配布
優良児童生徒会の表彰
九 実施事項及び実施要領
1 社会環境の浄化
イ 風俗営業の時間外営業取締り風俗営業の深夜営業は、客の帰宅が午前になるため家庭の健全を害し、犯罪や事故の原因となり社会の静穏を乱し、青少年の教育上も影響があるものであり、警察による取締りとともに地域社会も深夜の飲酒を自粛するように適切な対策を講ずること。
ロ 深夜飲食営業の酒類販売の規制
深夜の飲食店営業場所での酒類販売も(イ)と同様の弊害があり、また風俗営業の時間外営業を取締っても飲食店の深夜の酒類販売を放置しては明るくならない。このような営業所では、深夜は食べ物と清涼飲みに物限り、酒類の販売を規制するような世論の喚起につとめる。

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