読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1962年8月発行 読谷村だより / 4頁

行政状況報告書③産業経済(前号よりつづく)

〔74号2・3ページの続き〕

って補助指令を出し、経費の決算書、現地検査の結果次の通り補助金を交付しました。
指令番号 30 施工箇所 高志保 1種 排水 1程 41m 補助金 321.00
指令番号 31 施工箇所 瀬名波 1種 道路整備 1程 46m 補助金 123.00
指令番号 32 施工箇所 高志保 1種 共同井戸 1程 一ヶ所 補助金 365.00
指令番号 36 施工箇所 喜名 1種 排水 1程 32m 補助金 86.00
指令番号 37 施工箇所 儀間 1種 排水 1程 178m 補助金 621.00
指令番号 38 施工箇所 楚辺 1種 道路整備 1程 312m 補助金 858.00

農業施設工事について
 今年度の農業施設工事は四ヶ所で経費五、九七○弗、渡慶次の農道一五○m経費四九○弗、宇座の農道三六四m経費一、一○○弗が竣工し、瀬名波の農道五七五m経費一、五三○弗が現在施工中で長浜河川堤塘一八○m経費二、八五○弗が着工の運びとなっております。上記の農道施設工事は何れも農業施設補助金交付要綱によって予算額の二○パーセントを地元が負担して部落直営で夫々施工しました。

失業対策事業に就て
 失業対策事業は就労者が減って一日の就労人員一○人で次表の通り工事を計画施工致しました。三、四半期に入って特別失業対策事業費の交付で就労人員が一日二○人に増え指令を受けた全期分の政府補助金が労力費三、三○四弗資材費一、五一一弗の計四、八一五弗で年度内には完全消化の予定であります。
 政府補助金は資材費が制限されているので設計額の不足分を村が負担して工事は計画書に基いて施工しております。尚今年度の実績は次表の通りで就労延人員三、五二○名に達し、失業者の生活安定と共に村の経済効果を上げております。

※「失対事業実績表」は表のため、原本参照。

都屋港竣工事について
 繰越議決した都屋港の竣工事は入札の結果与那覇組(与那覇次郎氏)が六、一○○弗で落札、六一年七月一日に着工六二年一月三○日に竣工しました。巾一五m延長一九○mの二、八五○平方米が浚渫され避難港として又網漁業を主とする漁場、魚類棲息の立地条件に適し水産資源の保護育成と水産業発展に寄与される。

水道事業について
 北部の水道は水道公社との給水契約の締結によって上水道に切替え、予算を追加して公社のパイプに連結し四月から家族引込み工事を始め五月中旬工事を終り渡慶次、儀間、瀬名波の三ヶ部落と渡慶次小学校に給水しております。この契約によって公社の給水量が一段と緩和されましたので今後長浜への給水に極力努力致し度いと思います。

※「家畜飼鶏頭数(1962年5月)」は表のため、原本参照。
※「1962年度政府補助事業」は表のため、原本参照。
※「62/63年期夏植蔗苗園実態調査書」は表のため、原本参照。

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