一九六三年度読谷村社会福祉協議会事業計画（案）
　本年度における、事業計画を、特に保健福祉に重点目標を置き、各関係機関、団体、及び村民の協力を得て実施し、村民の保健福祉思想の昮揚と、斯業に対する協力参加することによって、本村の保健福祉事業の推進を図り、その効果を上げるよう努力する。
※　重点目標
（一）　総合保険衛生の推進
一ヶ部落を、保健衛生モデル部落に指定し、関係機関の協力援助を得て、環境衛生、母子衛生、結核検診、血液型判定、寄生虫検診等、総合調査を行い、今後の保健福祉計画の推進の資料とする。
（二）　共同募金運動への協力
これまでの募金運動を反省し、無理のない、よろこんで協力できる運動になるよう、その趣旨の周知徹底を図る。
（三）　福祉委員の活動の促進
福祉委員の活動を活発ならしめて、母子福祉資金貸付の完全消化を図る。
（四）　調査研究
母子世帯、困窮世帯、精神障害者世帯、身体障害者世帯、及び出生死亡等の調査を行う。
（五）　たすけあい金庫の運営
本村における、生活困窮者世帯に対し、各種資金（生業、医療、住宅補修、その他）を無利子で貸付、その経済的自立の助成と、生活意欲の助長を図り、世帯更正を推進する。
一、貸付予定金額六五○弗
内訳　一般会計からの繰入れ　二○○弗　繰越金　四五○弗　計　六五○弗
二、貸付計画
一件五○弗の一三件貸付予定

※「一九六三年度一般会計予算書（才入の部）」は表のため、原本参照。
才入　＄一，二五二　才出　＄一，二五二
才入才出差引残高なし　読谷村社会福祉協議会