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1962年12月発行 読谷村だより / 1頁

村長選挙終る 池原昌徳氏無投で当選 当選証書を交付 就任の挨拶

村長選挙終る 池原昌徳氏無投で当選
十二月九日に執行された本村村長選挙は去る十一月二十九日に前収入役の池原昌徳氏が立候補届出をなしたがその後他に候補者の届出がなく無投票で同氏が当選した

当選証書を交付
本村選挙管理委員会(委員長古堅宗光氏)では無投票当選が決定した池原昌徳氏に対し十二月十一日村長当選証書を交付したなお池原氏は同日から村長に就任した

就任の挨拶
 村民の皆様不肖池原昌徳は、この度の選挙において、全村有権者各位の尊い御支持により、読谷村長に当選させて戴き、村治第十五代目の村長に就任することが出来ましたこと、心から御礼申し上げます。
 尚私は、終戦以来、役所に勤め、書記から財政課長、収入役の任務に至るまで、無事にその職を果することが出来ました。これ偏えに歴代村長をはじめ議会議員各位、先輩村民皆様の御指導、御鞭撻の賜であり、この機会に重ねて御礼申し上げます。
さて私が村長に就任いたしますと、早くも沢山の要望が各方面から寄せられております。村長は政党色をもたないでくれ、選挙のシコリを一掃してくれ、農民の生活を引き上げてくれ、貧しい人々の暮しをよくしてくれ、老人福祉を考えてくれ各種団体を保護育成してくれ、役所職員の待遇を改善してくれ、政府道の補償と地料支払いを早く考えてくれ等が主なるものであります。ところでこの問題については対内的なものもあれば対外的なものもあり、PRや、予算を必要とするものもありますので、充分検討を加えて成果を挙げるべく努力致します。
次に財政の基本目標である「村民福祉の向上」をどのように進めるべきかと云うことについて、私の抱負を述べて見たいと思います。
先づ私は「村おこし運動」を強く推進したいと思います。それは「豊かな村づくり」「明るい村づくり」「平和な村づくり」の合言葉を用いて実施したいと考えております。このことは前村長知花成昇氏より実施され、多大な成果を収めておりますが私も強く「村おこし運動」を進めたいと思います。然らばこの「村おこし運動」の進め方、考え方について申し上げましょう。
「豊かな村づくり」と云うことは先づ第一に、村民の多数が営んでいる第一次産業の振興であります。即ち農林、漁家の生活を豊かにしようと云うことであります。この実施については農道及排水施設を整備し、農業を事業化する、そのために機械力を利用してコスト低減を図る、地力増進により甘蔗及び諸作物の増収を期す。大家畜を奨め、優良品種の普及と販売価格の安定を図る。はげ山に植林して防風防潮をつくり被害を少くする、漁港と漁具を整備強化させて水産協同組合の利用度を昻め、購買、販売、貯蓄を奨励する等第一次産業の振興であります。
次に働くにも仕事がなく困っている人々のために仕事を与える、即ち失業対策事業の強化であります。また給与を改善して家庭生活を安定させ、その職務の能率を向上させたいのであります。尚来年度は軍用地料の更新期でありますので軍用地借賃が増額なるようにしたい。
以上が豊かな村づくりのあらましであります。
「明るい村づくり」先づ人間から結核という病気を追放しよう、そのためには従来実施中の集団検診を引き続き行い保菌者の早期発見で早く治るようにする。
環境衛生を整備して脳炎、

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