読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1963年7月発行 読谷村だより / 2頁

執行機関及び村民えの要望 

〔84号1ページの続き〕

でもまだ充分ではないと思考する。よって村長は政府の被害対策とまっちさせてその対策を充分に講じられるよう要望致します。
 また執行機関においては限られた職員で執行困難の点もあると思うが職員の総力を結集されて今回の干害を最少限度にくいとめて戴くことを本会として強く要望致します。

二、職員給与について
 村長以下職員の給与審議に当っては中部地区その他広範囲に亘る資料に基き議会としては充分に審議した結果幾分かの減額はしたが一般的には村長の提案通り適正給与額として認めたのである。
 よって職員各位は村長の施政方針の通り住民の公僕として本村民の福祉のためにその職務と責任を充公に果されんことを本議会として強く要望致します。

三、村共進会について
 他村においては共進会の行事を中止してその費用を干害対策に振り向けている村もあるが本議会においては共進会の費用約一千ドルを干害対策費に振り向けるよりも例年通り共進会を実施して農民の生産意欲を引きたてることによって今回最少限度にくいとめることが出来。またその被害の干害を表示し今後の干害の対策の基礎をつくることが出来ると思考し村長の提案通り村共進会を実施することを決定しましたので村民各位は共進会を目標に自力による干害対策もされて、この六○年振りの旱魃の被害を最小限にくいとめて戴くことを強くお願い申し上げます。

四、効率的予算の運営について
 一九六四年の予算はいろいろと申し上げましたとおり一部の修正はありましたが全会一致で可決されましたので本村議会の意思も充分に取り入れて戴き本村の発展のために効率的予算の運営に努力されんことを本議会として村長に強く要望致します。
 また村民各位もかようにして今年度の予算が成立されましたので村長以下執行機関の行政執行に御協力下さいますようお願い申し上げます。

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。