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1964年11月発行 読谷村だより / 1頁

議会 第八回臨時議会 追加更正予算等を可決 予算額二十三万八千二十ドル

議会 第八回臨時議会 追加更正予算等を可決 予算額二十三万八千二十ドル
本村第八回議会臨時会が去る十一月四日から開会された。今回は村長から六件の議案と読谷村身体障害者協会(会長喜友名文太郎)から補助金交付の陳情書が提出されて、議案の中には一部修正されたのもあるが全会一致で可決された。なお今回可決された案件は次のとおりである。
 議案第三十三号道路改修工事請負契約について、本案は座喜味地内の道路改修工事でこれは去った九月の定例議会において予算措置されたものであるが本村議会の議決を要する契約を定める条例に基き提案されたものであって議会でも提案通り可決された。
なお参考までに読谷村議会の議決を要する契約を定める条例を抜粋してみるとその第一条に次に掲げる契約の締結は議会の議決を経なければならない。一号予定価格壱千ドル以上の財産売却、二号予定価格壱千ドル以上の財産の譲渡、三号予定価格壱千ドル以上の財産の貸与、四号予定価格壱千ドル以上の財産の交換、五号予定価格壱千ドル以上の物件の供給、六号予定価格壱千ドル以上の工事その他請負、七号予定価格壱千ドル以上の労力その他供給と云う規定がある。
道路改修工事請負の工期は一九六四年十一月十日から一九六五年二月十日まで、請負代金は三、一四五㌦で與那覇次郎氏が請負うことになった。
 議案第三十五号村道側溝改修工事請貪契約について本村は村道側溝改修工事で工事場所は長浜白石原となっている。これも予算は当初予算で計上されているが議案第三十三号同様に条例に基き提案されたもので議会でも提案通り可決された。工期は一九六四年十一月十日から一九六五年一月十日まで、請負代金は二、四四八㌦で知花昌弘氏が請負うことになった。
 議案第三十五号村道側溝改修工事請負契約について、本案も議案第三十四号と同様に予算は当初予算において計上されているものであり提案通り可決された。
工事場所は渡ヶ次小学校西側から瀬名波の中道を通って六号線に通ずる村道の側溝改修工事で工期は一九六四年十一月十日から一九六四年十二月三十一日まで請負代金は一、一八五㌦で與那覇善春氏が請負うことになっている。
 議案第三十六号保育所の設置について、本案は児童を心身ともに健やかに育成すると云う目的により設置すると云うことで提案されたが議会においても提案通り可決された。設置場所は波平東原六〇番地の一(役所の隣)建坪数は七十五坪でその建物の総工費の七十五%は政府補助金で、入所可能数は乳児二十人幼児三十人計五十人となっている。 議案第三十七号財産取得について、本案は保育所設置用地として購入するものであるが財産取得の手続きにおいて不備があるということで一部修正して可決された。購入坪数は二五九・二二坪となっている。
議案第三十八号一九六五年度読谷村一般会計才入才出追加更正予算については村長提案通り可決された。今回追加されたのは、才入では失業対策事業補助金、保育所設置補助金と繰越金で二一、四五二㌦追加して才入合計が二三八、〇二〇㌦になっている。
才出では自動車損害賠償保障法による村車輌の保険科、旧農協事務所修繕費、職員の本土研修費、失業対策事業費、読青協の全国青年大会派遺費補助金(この大会には本村青協の女子バレーボールチームが参加する)村身体障害者協会補助金、沖縄身体障害者協会の負担金、保育所の設置林業費で野原台帖の整理用人料、保育所敷地購入費等が追加され、前回までの累計額二一六、五六八㌦、追加が二一、四五二㌦、計二三八、〇二〇㌦となっている。
 読谷村身体障害者協会から補助金交付についての陳情書が提出されたが、団体を育成するという面から本陳情書は採択することに決定された。
 以上七件の議事を会期二日間にわたり審議終了して十一月五日午後五時閉会した。

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