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1965年8月発行 読谷村だより / 1頁

(前号より続き) 安全措置の上演習再開

(前号より続き)
安全措置の上演習再開
 読谷飛行場に関するお互いの問題に対する貴殿の率直な、そして誠実なる交渉は複雑なこの問題に対し私達が納得のいく解答に達するに大変役立ちました。六月三十日に申し合わせたことを確証するため、米国空軍では左記の通りに改めて行ないます。
(1)私自身部落に対し安全に関する完全な保証を確保することができませんでしたので、読谷飛行場でのいっさいの重量貨物の降下演習を永久に停止いたします。
(2)読谷飛行場で空から降下地点がよりよく見分けがつけられるように電燈装置を使用致 します。
(3)皆様が御同意により選定する部落内やその近くの場所に二、三個の回転式赤電燈を設置いたしますこれらの電燈は空から部落の見分けがつけられるようにし、また部落の人に対しても警報として役立ちます。
(4)このような装置がどのような作用をするかということにつきまして貴殿が御説明なされる場合に、お力になりたいと計画もしております。
(5)七月五日以前に降下演習は開始致しません。
   演習は最初ヘリコプターだけから行なわれます。全員飛行に対し降下地点行き帰りに部落外を飛ぶように指示してあります
(6)翼つき飛行機からの人員や小型落下傘(小さな豆袋が取りつけられてある)は新しい警報電燈装置が設けられ、それが使用できるようになるまで開始致しません。
(7)その他安全措置としまして人員降下演習が行なわれる前に飛行機を飛ばして、風をしらべます。
 これは人員が風で降下地点外に押し流されないように予防するためであります。
点滅式の電燈設置に関する詳しいことにつきましてはこちらの職員から貴殿に御連絡申し上げます。
             敬具
 アルバードPクラーク
  米国空軍少将
 第三一三空軍師団司令部

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