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1969年2月発行 読谷村だより / 1頁

B52と核基地の即時撤去、原潜帰港反対に関する決議

B52と核基地の即時撤去、原潜帰港反対に関する決議
 十一月十九日末明、嘉手納飛行場から発進しようとした米戦略爆撃機B52が墜落し、大爆発を起した。すさまじい爆発で破片が民家に飛び散り周辺の嘉手納村民は戦争と核爆発の恐怖のどん底におとし入れられた。
 B52が核搭載機であり周辺の弾薬庫地帯には核爆弾が貯蔵されているといわれるだけに、沖繩全域が全滅しかねない危機に直面していることに戦りつを覚える。
 B52機は従来の基地被害、爆音、航空機燃料流出事件等に更に拍車をかけ、基地周辺の住民生活を破壊し、学校教育にも重大な影響を与えている基地被害はそれだけにとどまらず那覇港の原子力潜水艦の入港によってコバルト60が異常発生し、近海漁業は県民の以上放射能汚染に対する恐怖で魚類の買い手がなく漁民の生活問題にまで発展してきた。また具志川市一帯は原因不明の海水汚染や、奇形カエルが発見されるなど、基地から派生する問題で、沖繩県民の生命が脅やかされている
 われわれはB52機が沖繩に常駐を始めた去る二月五日以来その核積載能力と巨大な破壊力に対する恐怖をもちその撤去を強く要求し続けたにもかかわらず、米軍はわれわれ県民の切実な要求を無視し、現在までB52機を常駐させ、ベトナム戦争に直接爆撃を行ってきたそのために今回の大事件を引き起したのである。
 今度のB52墜落事故に対して、われわれはついに起るべき事故が起ったと受けとっており、怒りのためいまさらいうべき言葉を持たない。基地が存在する限り、このような事故はなくならない。
 われわれは、今回のB52墜落事故に厳重に抗議するとともに、県民の生命、財産を守ため、B52を始め核基地の即時撤去、原潜寄港反対を強く要求する。
 一九六八年十二月二十三日   読谷村議会
あて先
 米国大統領、同国防長官、同上下両院議長、高等弁務官、内閣総理大臣、衆、参両院議長行政主席、立法院議長

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