読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1969年11月発行 読谷村だより / 2頁

玉ねぎセット栽培について

玉ねぎセット栽培について
 玉ねぎの栽培には普通栽培とセット栽培があります比較しながら書いてみたいと思います。
 セット栽培は早出しを目的とし、本土からの輸入が少ない時期に収穫できます十一月に種まきをし、そのまま苗床に翌年の四月迄残しておきますと、直径二~四センチ程の小さな球が出来ます。四月になって葉が枯れてきます。二~三枚青葉の時、晴天の日を選んで収穫して二~三日カンソウさせてから葉をたばねて九月下旬まで雨のかからない所につるしておきます。
貯ぞう中水分にかかると腐れてしまいますので風どおしの良い場所を選んで貯ぞうします。又貯ぞう中ゴキブリ等が発生し、喰いあらす事がありますのでヘプタ粉剤でもまいておいたら良いと思います。そして十月になりましたら、その球を八寸と六寸間隔に植え翌年の二月に収穫します。普通栽培は十月に種まきをし、オハシ程の太さの苗になったら本畑へ四寸と八寸間隔に定植して翌年の四月に収穫します。品種はいずれの栽培方法の場合もグラネックス種です。
 * 作り方
セット栽培の苗床は一坪当り高度化成四四号を二百グラム施す。趣旨は〇、八勺程度を播く。管理は除草と農薬散布をするだけです。追肥はしなくても良い。
 本畑は九月十五日頃百坪当り推肥八百キロ、硫安二二キロ、過石四五キロ、ヘプタ粉剤一袋を施し、四尺床を作り、植付けを待ちます。そして十月上旬に八寸と六寸間隔で植付けをする(注、玉ねぎの場合は植付け時期と収量に大きな影響がある事は実験済みであります。仮に九月十五日植と十月上旬とでは収量が二倍にもなっています。)
 追肥は一回目硫安十キロ、二回目は硫安十二キロと塩加七キロ、三回目の追肥は十二月の初めで終えるようにします。肥料を施す場合、根からはなして施します。
 * 普通栽培
 苗床は一坪当り配合肥料八百グラムと堆肥二〇キロを施し、四尺床を作ります勿論、苗床を作る場合、土壌害虫駆除としてヘプタ粉剤を使用します。この作業を九月二〇日迄に終えるようにします。十月上旬種まきをするわけです。
 本畑はセット栽培の施肥量より三割減を施してよいでしよう。以下セット栽培に同じです。それから玉ねぎは根が浅いので生育中期以降の中耕は根を切る事になり、かえって生育に悪い影響を与えます。ですから手で草を取り除く程度にします。
 * 病害虫の防除
 ねぎ類に特に発生するのがベト病、菌核病、スリップス、葉もぐりバエ等です農薬はマンゼイト、レジサン、ボルドウ。マラソン、DDVP、それに展着剤のリノーを用います。
 * 使用法
 例、マンゼイト(二五グラム)DDVP(ふた二杯)、リノー(ふた一杯)を水十リットル(五升五合)に混合し散布します。

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。