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1971年3月発行 広報よみたん / 4頁

農事メモ

農事メモ
三月の農事メモ
 三月の節入は、六月に啓ち、二一日に春分があり、日々気温が上がり春らしいしの季節になり農作業の忙春い月になります。
 特に病害虫の発生と天気の変動に悩まされるこの月は種まき苗の植付まもないものが多いのでこれらの管理には充分気をつけられますようにしましょう。
(一)種まき、及び植付出来るもの、ピーマン、ニガウリ、トウガ、キュウリ、ナスサヤマメ、ヘチマ、スイカ、カボチャ、カンラン、ニンジン、オクラ、玉チシヤその他
(二)肥培管理について
(一)、甘蔗の根切、株揃い、追肥、春植の準備、メイチュウの防除
(二)馬鈴薯の収穫
早めに収穫する。収穫は天気の良い日に行い、四~五日陰干ししてから貯蔵する。その時は絶対にキズものをまぜない。
(三)ビニールハウス管理法
(イ)、ハウスは早めに開けて午後は早くしめる。
(ロ)肥料切れに注意する
(ハ)ウドンコ病の発生が多くなる
(ニ)アブラ虫、その他の害虫が多くなる。
(三)スイカの管理について
(イ)ビニール内の温度差をすくなくする。温度を下げる時は徐々に
(ロ)追肥は液肥がよい、液の培数は五〇〇倍
(ハ)炭素病及び疫病の発生を防ぐと共にアブラ虫、マイマイ駆除の徹底を図る。
(ニ)早めに本畑を準備すること。
(四)その他
つるサヤマメはつるが出初めに心を切り新しい芽を出した方が早くして収量が多い。

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