木村建設大臣来村 海洋博道路関係視察のため
海洋博関連公共施設の整備状況を視察するため来県していた木村建設大臣一行が八月五日午前十時十分本村に立ちよった。
一行は海洋博の主会場である本部町への施設途中たちよったもので、読谷、嘉手納役場では、比謝橋ぎわで一行を出迎えた。
わずか十五分と限られた中で、読谷、嘉手納両村長は海洋博関連道路建設促進ならびに海岸線の保全工事について次のように陳情した。
一、海洋博に向けて、現在国が計画している国道五八号線の改良工事の中に、那覇から嘉手納までを六車線、嘉手納から恩納村仲泊までは四車線に拡張計画がなされているがこれを一部修正し、仲泊までの四車線を六車線にしてほしいとした。
その理由は、
一、六車線から四車線になる嘉手納地域での交通の渋滞を緩和させる。
二、海洋博までに海中道路の開通が不可能である場合は西線の唯一の幹線である。
三、用地確保が容易のうえ建物補償は殆どない。と説明した。