昭和48年度一般会計予算 総額10億581万4千円
本村の定例議会は、去る三月十九日から三〇日まで十九日間の日程で行なわれました。議会は古堅村長から、”昭和四八年度一般会計を予算はじめ、二十八件の議案提出があった。審議は、三件の継続審議を残し、一般会計の一部修正を行って、ほぼ原案通り可決した。昭和四八年度一般会計予算の特徴は、予算の大型化にともない、事業費の拡大がめだち、特に教育予算などは、前年に比べ一億八千万円余も多くなっている。また、民生費、保健衛生費も大幅に拡大され、復帰二年目の予算は、村民福祉へ大きく前進して行く。また、本会議には、陳情六件、決議二件も処理され十九日間にわたる三月定例議会は三〇日の本会議を最後に幕を閉じた。
教育環境、文化施設整備に四億三九三〇万四千円
三月定例議会は、昭和四八年度一般会計予算の審議が主だった。古堅村長は議会初日、昭和四八年度、施政方針演説を行ない、厚生文化都市をめざす、住みよい村づくりの基本方針を発表した。(本紙三~四ページ)その中で、本村総面積の六六パーセントを占る軍用地の跡地利用を促進するため村の総合開発審議会を設置したほか、村行政の合理的効率的行政運営を図るため行政区域改善審議会を設置する計画などがある。
78.47パーセントが依存財源
昭和四八年度一般会計予算は十億五八一万四千円と前年の総予算額、六億八二八六万七千円に比べ三億二二九四万七千円の増加を示している。しかし、一般財源においては依存財源の占る割合が高く、総予算の七八・四七パーセントが依存財源であり、自主財源は僅か二十一・五三パーセントにすぎない。
予算全体の特徴は、教育環境及び文化施設整備に四億三九三〇万四千円計上され前年より四三パーセントも多くなり、総予算の四四パーセントを占ている。
また、民生費に一億二三九七万五千円、保健衛生費に三四三二万二千円計上され村民が健康で明るく健全な地域社会を築く福祉予算も大型化している。
新植補助金に四八〇万円 農政に「チクリ」
今議会で一部修正されたのは、昨年まで計上されていたキビ作農家への補助金が予算計上されておらず一般質問の中で農政に対する当村当局の姿勢の弱さが追求された。それは本村の基幹産業である農業は畜産を主体としたキビ作りであり、近年の物価高でキビ作りは大幅に生産費を割るに至り、キビ作りに見切りをつける農家が続出して、村産業経済に大きな打撃を与えている。本村でのキビ作は、他産物とのかねあいでキビ作の必要性がせまられており、そういう中で村当局の農政に対する考え方を鋭く追求していた。
そこで村当局もキビ新植補助金として二十四万坪分(坪二〇円)四八〇万円を計上しキビ作農家の育成に努めることにしている。
祖国復帰二年目の予算は諸事業の拡大にともなって莫大な予算額となり厚生文化都市をめざしている。
尚今議会、議案の中で継続審議に付された議案の中に「読谷村議会の議員の定数を減少する条例の制定」が含まれている。これは、本土法の適用に伴ない、本村は三〇名まで議席を有することができますが、村長提案は二十三名(現在二〇名)となっている。そのことについて議会では六月議会まで継続審議することにしている。
※棒グラフ及び円グラフについては、原本参照。