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1973年12月発行 広報よみたん / 8頁

にわか牧場に早がわり 第一回畜産まつり

にわか牧場に早がわり 第一回畜産まつり
 村内のよい豚、よい牛を一堂にあつめて審査し、質量とも公開して畜産農家の技術の交換と親睦をはかり本村を畜産の産地にすることを目的として、第一回村畜産まつりが去る十月二十七日午前九時より読谷飛行場内において行なわれました。
 当日は天候にもめぐまれ日頃手しおにかけた自慢の豚や牛をひきつれた飼育者や村内外から約一千人余りの見学者でにぎわった。
 昨年までは「養豚まつり」、「飼育牛展示会」と名付けて別々に分かれて開催されていたが今年から豚牛を統合し、「畜産まつり」としてスタートした。
 審査は豚部門が経産豚若種雄豚、成雄豚の五部門の計三十一頭。牛は肥育牛の二十頭が参加した。審査には沖縄家畜登録協会中部家畜育成センター、県畜産課職員が当った。審査講評では、豚の部で、まず(一)全体的にしまりにとぼしかったこと。(二)足の悪いのが目についた。今後、豚の運動など飼育管理に注意してほしいとしていた。また成雄豚の出展が少なく来年からもっと多く出展してもらうよう希望がのべられた。
 にぎやかな会場では、育産相談コーナーや生産資材の展示と即売も行なわれまた、村改正グループの豚肉バーベキューの無料サービスなどがあり、にぎやかな畜産まつりだった。
各部門優勝者
○経産豚 津波盛吉(長浜一五五九番地)
○未経産豚 与儀正善(上地二七六番地) 福地蔡賢(瀬名波五四八番地)
○若種雄豚 山内慶吉(長浜一四二八番地)
○成雄豚 玉城良平(座喜味七五番地)
○肥育牛 松田賢貞(喜名二二一八番地)
※写真「優等になりデモンストレーションするトン公」については、原本参照。

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