郷土の民具 シンメーナービ
直径六六センチ、深さ二0センチの円形で丸底の大鍋である。シンメーは四枚の意味で鍋の大きさを示し、三枚、四枚、五枚・・・八枚等がある。一般家庭で広く用いられているのが四枚鍋で、八枚鍋になると、製糖用の鍋で戦後はほとんど作られていない。戦前のは鉄製であったが、戦後は飛行機の残骸であるジュラルミンを溶かして作ってある。比較的軽くて持ち運びも容易である。用途は、日常の芋炊きをはじめ、豆腐を作ったり、餅を蒸したり、行事等の大量の御飯炊き、汁の炊き出し等かなり広く利用されている。
現在でもほとんどの農家で利用されているが、ガスコンロでは使用できないので、別にカマドを設けて利用している。