〔200号4ページの続き〕
がむしゃらに働き、熱狂的な仕事の前には労基法も上の空、労働協約や就業規則もなく、無論割増賃金もない。だからこそ広報の発行もできたものと思う。労基法は制定されていたとはいえども、労使の関係は相互理解の上に立って人間関係で結ばれ、役所の企画に対して常に先輩方や各層の声が村だよりに投稿され、なかでも故人の知花英康先生比嘉良平先生には村の優れた伝統や歴史等いろいろ寄せていただいた。
人間は進歩してやまぬもの、常に近代感覚で行政に対処しなければならない。
小生役所で次の三氏に仕えたが、伊波村長が役所構内の果樹は村民が盗るなら致し方ないじゃないか、柵は不用と寛大な人柄を偲ばせ、知花村長は人間平等の立場の上で職員と肩を抱いて酒を吸み交し、池原村長は三味線を弾いて美声を披露する等、ユニークな人間味が職場をなごやかにし、魅力的なものにした。又、歴史に示された諸先輩、歴代村長も素晴らしい足跡も見逃がせない。
広報よみたん二〇〇号発行に投稿を依頼され改めて二〇年の歳月が恋しくてならない。市町村行政は最も住民と接触する第一線だといわれており、編集者の努力と情熱によって村行政を広く村民に知らせると共に極めて貴重な資料として村の繁栄に役立つ事だろう。