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1976年10月発行 広報よみたん / 13頁

1967年6月号 蔗作口説

一九六七年六月号
蔗作口説
一、さても沖縄ぬ
  毛作いに
  なくてなさらん
  甘庶作い
  委細(いせ)に話さは
  聞ちみそり
二、種や一番NCOぬ
  三一〇号植えやびら
  くりに勝ゆる
  種ねらん
三、堆肥厩肥や一坪に
  二十五斤や
  入りみそち
  まじや地から
  肥さぴら
四、苗や二節に二、三段
  うりから下や
  四段まで
  芽ぬゆたさし
  選ばびら
五、夏植四尺植えみそち
  春植三尺三寸に
  甘蔗ぬ密植(かたい)や
  さきやびら
六、夏枯七月半ば頃
  春植三月春分まで
  くぬ節はじりて
  悔むなよ
七、植いて八月始み頃
  補植追肥や
  忘しみせな
  雨風あとぬ
  芽掘りまで
八、中耕培土と追肥とや
  共に十月終らさい
  二月止肥と蘭塔土
九、時々枯葉ん
  取いみそち
  風陽ぬ通り
  よくすりぱ
  笑て毛作い
  伸で行っさ
十、やがて手入れん
  むる終て
  四方ぬ畑ゆ見渡しは
  「エイ」
  何時か我が身ん
  豊かなて
  村ぬ光ん弥増すさ

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