ワァ~イデッカイおいもで~チュ 泥まみれでいも掘り ー村立南保育所ー
「センセーイおいもは木になるのでッか」とか「おいもはどうチてあついのでッか」などーの質問にほとぼと困り果てた村立保育所の先生。この調子だと次はどのような質問が飛び出すやら。と思案にあけくれた先生方は、先に座喜味いも団地組合の協力をえて、いもの収穫状況を見学することにした。
この日はポカポカ日ざしの中で、村立南保育所の園児六〇名が与古田豊一さんのいも収穫状況をじかに見学。はじめて見るいもの収穫に園児たちは目をパチクリし、「おいもは土の中にあるのネ、センセイ」とやっと納得した様子。そのあと「さあみんなでおいも掘りいたしましょう」。と先生の合図で園児たちはいっせいにいも畑に飛び込み、われ先にといもをほじくり出していた。中には、ヨチヨチ歩きの坊やまで敗けんじと泥まみれになっていも探しに熱中。園児たちは、それぞれの場所で一心不乱になって「ウントコドッコイショ」といもを掘り取り「ワタチのいも大きいワ」「ボクンチが一番大きいヤ
イ」など、ワイワイガヤガヤの大騒動。この円のいも畑は園児たちにとって格好のあそび場。おしげなく踏み荒す畑を見て、地主の与古田さんは「実に爽快です。こどもたちによろこんでもらえて」と語り理解の深さを見せていた。園児の中には「このおいもお母さんにプレゼントする」と大きないもをかかえこむチャッカリお嬢さんもいて保母さん等を苦笑させていた。いも掘りにはしゃぐこどもたちは先生の終りの合図も耳に届かない様子。泥まみれになってはつらつとした子供等の姿は実にさわやかで明日の読谷の担い手となる何かを感じられるものがあった。
そのあと、いも団地集荷センターで与古田さんが焼きたてのいもをごちそうし、アッチ、アッチといいながら小さな口いっぱいにおいしそうにほうぶり込んでいた。今度の園外保育にあたって儀間保母主任は、「現代ッ子はとかく温室保育になりがちで、自然界に接する機会が割と少ない。大自然の中で散策保育することは、こどもたちにとって小さな夢と幾多の思い出が残るものです。併せて健康な体づくりにも役立っている。車社会の今日、園児たちのほとんどは父母の自家用車で通園し運動不足になりがちです。その中で敏捷性に欠けるこども達が多い。今年の南保育所の保育テーマは、大自然の中でこどもを保育する、いわゆる『大自然の散策』が保育テーマです」。と語っていた。
(写真)ー先生「ホラここよ」園児「ドレドレどこに」園児「ワ~イアッタアッタ大きいいもダ~イ」
※写真は原本参照