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1978年8月発行 広報よみたん / 7頁

10周年記念大会でにぎわう区民運動会=字渡慶次区=

10周年記念大会でにぎわう区民運動会-字渡ケ次区-
 区民の親睦と融和をはかり、スポーツを通して区民の体力向上と健康なからだづくり-を目的とした字渡ケ次区(与那覇真一区長)恒例の第十回区民運動会が去る七月二十三日午前十時から渡ケ次小学校グラウンドで開催されにぎわった。
 この日は、夏休み最初の日曜日、暦の上では大暑とあって夏本番の強い日ざしがグラウンドいっぱいに照りつける中を区民が家族ぐるみで総参加し、各班対抗で競技にゲームに楽しい一日を過ごした。プログラムも区民総意にもとずき、子供から老人まで楽しめるプログラムが準備され、老いも若きも心ゆくまで楽しい区民運動会を堪能しきっていた。とくに、同区運動会では恒例となった俵かつぎ競争は一番人気を呼び、二〇代~五〇代までの各班代表が二五㎏の砂俵をヒョイ!とかつぎ、走り、中には重量のあまり迷走する若者もいて、ユーモラスに富んだ競技に場内はやんやの大爆笑を呼んでいた。この俵は、戦前のサーターダルをあしらったもので、渡ケ次区では戦前カタノ原での馬競争、村相撲に次ぐ伝統の競技だという。
 同区の運動会は、回を数えるごと盛況を増し、区民の体力づくり、融和をはかる場としてすっかり区民の中に定着している。十回目を数える記念大会では、八代建設(玉城俊夫代表)から大優勝旗の寄贈もあり区民をよろこばせた。
 これから夏本番八月下旬にかけて村内ほとんどの部落で区民運動会が催されます。

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