好きな本を持ち寄り学級文庫を設置
「読書を通しゆとりある情操豊かな子どもを育てよう」-をねらいとし、渡慶次小学校(玉城吉雄校長)ではこの程各クラスごとに学級文庫を創設、子どもたちの人気を呼んでいます。
学級文庫は児童生徒がそれぞれ好きな本を一冊づつ持ち寄りクラス全員で回し読みするというユニークな文庫です。同文庫の設置にあたって玉城校長は「子どもたちに読書の興味をもたせる条件として①身近かに自分の好きな本があること②本を読む人が身近にいること③読書時間を設定することです。つまり適書、読書ムード、読書時間ということで、併せて『物を大切にさせる』という一石二鳥の効果、いわば読書を通してゆとりある情操豊かな子どもを育てようとするのが大きなねらいです。二〇分という短かい朝の読書の時間には各クラスとも読書に念入る子どもたちが多く、一応の成果をみることができました」と学級文庫設置のねらいを話していました。また、クラスで読み終えた学級文庫は隣りのクラスと交換し合い、読書熱の輪は広がる一方だといいます。
一方、学級文庫に納める本の購入は子どもたちのお年玉貯金でもって購入されていました。図書購入は県子供の本研究会の協力をえて、去る四月二六日午前十時分ら同校体育館で行われました。体育館には約五〇〇種類、六〇〇〇冊の本が体育館いっぱいに広げられ、その中を子どもたちは好きな本探しに懸命。一度に六〇〇〇冊も展示されたとあって目をキョロ、キョロさせ時間をかけて好きな本を探しあてていた。また、値段も手ごろとあって、中でも七〇〇円程度の本が飛ぶように売れていました。中には父母同伴で好きな本を探し求める姿も多く、販売係員はその応対に汗ダクのようでした。
この日売れた図書はしめて七〇〇冊余り。渡慶次小学校の学級文庫は充実しきった中で「心にゆとりある情操豊かな子どもたちの育成」をめざしスタートを切りました。
(写真)-好きな本を探し求める子供たち。体育館内には六千冊余りの児童図書が展示されにわか図書市が開設されていました。ひとり一冊もち寄り運動でもって、ゆうゆう・ゆとりある情操豊かな子どもとして成長し行く。
※写真は原本参照