27年ぶりに組踊 「束辺名」を上演(楚辺)
楚辺区に古くから伝わる古典芸能・組踊「来辺名」が同区古典芸能保存会(上地吉晶会長)によって二七年ぶりに復活され、去る十月二日間区民運動広場で上演された。この日は同区恒例の月見会、同時に敬老会も兼ねるとあって、多くのお年寄りたちが招かれ、中秋の名月ごうごうと照るいざよい月(十六夜)を背に、久々の組踊・来辺名の復活上演に心ゆくまで酔しれていた。
組踊「束辺名」は第八景構成による五〇分の上演、クライマックスシーンは、謀略で殺害された主人のあだを家臣の父子が討つという忠臣が圧巻、手に汗握るシーンに場内から割れんばかりの拍手、口笛が飛び交い、見る者は興奮のるつぼに誘い込まれた。
楚辺区には古くから伝わる古典芸能は多い。なかでも昨年復活された「忠臣護佐丸」をはじめ「イリベーシ」「エイサー」などは有名。組踊・東辺名は明治のころ同区に伝わり、戦後は現居住地に移動してまもなく、一回上演されたのみで、以後今日まで途絶えていた。
同区古典芸能保存会はこれまで数々の古典芸能を復活させ、これからも埋もれた古典芸能をほり起こし、後世に継承したいとしている。
※写真「27年ぶりの上演に組踊りファンを喜ばす」は原本参照