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1985年7月発行 広報よみたん / 9頁

国民年金だより 年金はこうかわる

国民年金だより 年金はこうかわる
国民年金だより 年金はこうかわる
 今回の国民年金改正の目的は、わが国の人口の高齢化が一番きびしくなる二十一世紀においても、年金制度が健全に維持発展するよう基礎がためをしようとするものです。
 そのためには、二つの欠かせない要点があります。
 一つは、保険料を負担する勤労世代と年金を受ける世代との生活水準のバランスを図ることです。
 現に受けとる年金の水準が、これを支える勤労世代の生活水準や能力とほどほどのところで釣り合っていなければ、保険料を納めようという意識が薄れてしまうからです。
もう一つは、同じ世代に生れた人同志の給付と、保険料負担のバランスを図ることです。
 今の年金制度は、職種によって七つに分かれておりそれぞれ制度の成り立ちや年金を受けとる要件が異っています。
 負担する保険料の額や受けとる年金額の違いをはじめ、一人で複数の年金を受けている人がいる反面、なにも年金を受けられない人がいるのです。
-制度の一元化-
 今回の国民年金改正の大きな目玉は、全国民共通の基礎年金を導入することです。これは、公的年金制度の長期的安定と発展を目指した制度の一元化を基本に給付と負担のバランス、制度間格差の提正を中心に根本的な見直しをする必要があります。
 制度の一元化の第一段階は、国民年金、厚生年金、船員保険をまず統合して、現行の国民年金を基礎年金とした個人単位の年金が支給されます。
-上乗せ制度-
 基礎年金を基本に、例えば、厚生年金では、報酬比例の年金を支給する「基礎年金の上乗せ」の制度として位置づけ全体としていわゆる二階建ての年金制度となります。現行の制度のそれぞれの独自制を生かしたままで各制度に共通する部分を基礎年金という形にするわけです。
-基礎年金のめざすもの-
 基礎年金として制度の一元化を図ることにより現行制度の分立によって生じているいくつかの問題を解決します。
①婦人の年金権を確立する。
 サラリーマンの奥さんについても、国民年金がすべて適用されますので、今後はサラリーマン夫婦の世帯では、夫・妻、それぞれ基礎年金が支給されます。
②障害年金を改善する。
 現行の制度では、幼くて障害福祉年金が支給されることになっていますが、新しい制度では幼い時から障害の方々にも障害基礎年金が支給されるようになります。

※図は原本参照

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