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1986年3月発行 広報よみたん / 5頁

みつめよう子供達の未来 家出少年発見保護活動強化月間 非行と家出の防止

みつめよう子供達の未来 家出少年発見保護活動強化月間
進級・卒業・友達との別れ…
 少年たちにとって早春の三月は、希望の季節の到来でありますが、その心は期待と不安に揺れ動いています。
 そして毎年この時期になりますと少年・少女の家出が多くなり、それが非行へとつながるケースが増えているのです。

家出は非行への入口
 しかられたり、おもしろくないからと家出する少年たち。とりわけ最近の中学生に増えているのが友達と二人で家出するケースです。
 環境が似ていたり、相手に同情したりといったことからなのでしょう。
 「二人なら怖くないか?」というと、そんなことはありません。家出は何人いても危険がいっぱいなのです。
 家を出たものの、たちまちお金がなくなって”盗み”をしたり、暴力団に狙われて犯罪の犠牲者になることも珍しくありません。
 少年・少女の家出は非行への入口と言っても過言ではありません。

家庭環境が大きなカギ
 少年たちを家出や非行に駆りたてる背景には、本人の心の問題をはじめ、いろいろな要因が考えられます。
 学校・社会・家庭環境に対し、人一倍、感受性が強く、神経が過敏で、その上”心の弱い”少年達なのかも知れません。本人の心の問題という前に、私達、大人の責任も考えて見る必要があるのではないでしょうか。
 揺れ動く少年達の心を温く受け止めろ第一の大きなカギはやはり家庭です。
 ほんのちょっとした親や教師の言葉や態度に敏感に反応してしまう少年たち、親の世代がいだいている子供のイメージと子供達の世界のくい違いもあるようです。
 子供達には子供達なりの世界があり、おしつけがましい親の意見にはつい反発したくなるものです。
 子供達の心理状態をよく把握して、親の見栄や希望の押しつけではなく、子供達のためによい選択をして上げることが大切です。
 情報がはんらんし、子供達を誘惑する”遊び”はあちこちにあります。
 日頃から子供達の態度や行動には十分注意を払い、よき話し相手、よき理解者となりましょう。

-非行と家出の防止-家庭での心くばり
●子供の悩みごとや心配ごとについて、いつでも気楽に話しあえる親子関係を。
●現実から逃げろのではなく、耐えてがんばる勇気が大切なことを教える。
●ふだんから子供の持ち物や言葉遣い、態度などに注意をはらう。
●子供の外出先を常に確かめ、帰宅時間を守らせるようにする。子供の友人関係をよく知っておくことも大切で、親同士でときどき連絡をとりあう。
●子供が進学や就職試験に失敗しても、思いやりのある態度で接し、挫折感に陥らないように配慮を。

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