年金よもやま話 年金額はどうなるか?
「年金財政の台所が苦しいからといって、年金の額をけずるなんてことを政府は考えているんじゃないかしら。今、年金をもらっている人を見回しても、大した額をもらっていないのに、これを引き下げようとするなんてひどい。」
今回の年金改正で、今もらっている年金額が引き下げられると考えている人がいますが、そんなことはありません。現在年金をもらっている人の平均は、国民年金で二万五千円ぐらい。厚生年金で十一万円ぐらいですから、とても高すぎるなんていう水準ではありません。
現在年金をもらっている人の平均年金額が高くないのは、今のところは、そういった人達の年金制度への加入年数が平均的に短いからです。ところが、これから二十年後、三十年後に年金をもらい始める人は、みんな、年金制度への加入年数が長くなり、平均して四十年程度になります。その時の平均年金額が高くなり過ぎる、これが問題だというのです。
「年金は高ければ高いほどいい。」それは、もらう側からすればそのとおりです。でも、公的年金がそそ年金財政を支えている若い人の実質的な所得より上回ってしまうのではバランスが崩れてしまいま
す。
これでは、働いていても高い保険料を払っている若い人の納得を得ることは難しいでしょう。このような状況になるのを避けるために、これが今回の年金改正で考えられていることなのです。