夏の交通安全県民運動 昭和61年7月21日~7月30日
今年もまた夏の交通安全県民運動の季節がやってきました。
夏は一年を通じて最も事故の発生が多い季節です。暑さからくる心身の疲労にともなう集中力の低下、マイカーによる行楽の機会の増加などが多発の原因と考えられます。楽しいはずの一日が一瞬の油断で悲惨な一日になるやもしれません。
交通事故は、被害者、加害者双方にとって悲惨なものです。
楽しく夏のバカンスをエンジョイするため、村民一人一人が交通事故防止に努めるようにしましよう。
運動の重点
(1)シートベルト・ヘルメットの正しい着用の徹底。
(2)無謀運転・特に交通三悪の追放。
(3)二輪車(オートバイ)の交通事故防止。
(4)子供と高齢者の交通事故防止
シートベルトは車社会の身だしなみ
交通事故の被害を軽減させるためにはシートベルトを着用することが最も大切です。
しかし、シートベルトの着用に対する運転者の関心は、いまだに低いものです。もし、シートベルトをしていたなら、命を失ったり、重傷を負うことはなかっただろうと思われるのが数多くみられます。シートベルトの着用によって運転中の姿勢が保たれるので疲労度やい眠りなども防げられ、事故防止にもつながります。
今からさっそく着用して下さいシートベルトの着用は日常の習慣が大切です。
夏です。寝不足にはくれぐれもご注意!!
夏はみんなで車に乗って遠くまで海水浴やキャンプに出掛ける機会が多くなります。何時間もかけて目的地へ行って、夜遅くまで遊ぶと帰りは当然疲労と寝不足で運転しなければなりません。事故はこんなとき起こるのです。
運転中、眠くなったり、疲れたと感じたら、まず安全な場所に車を止めて少し休憩をとりましょう。一番危険なのは、もう少し走ったら家に着くから、もう少しで目的地へ着くからといって無理をして運転することです。
遠くまで出かける前の晩は十分睡眠をとって疲労をためないようにする事が大事です。
高校生の事故を防止しよう
高校生の交通事故は、全事故に占める割合が極めて高いものがあります。昨年の状況を見てみますと発生件数の十三・九%、死亡事故に関しては、二二・二%、五人に一人の割合となっています。
高校生の事故の特徴は、二輪車による事故が多いことですが高校生の死亡事故の七割、負傷事故の八割が二輪車による事故となっています。死亡事故の直接の原因となったものは、スピード違反、運転の未熟によるものが多く、二輪車の危険性をまったく無視したり、軽視していることです。
二輪車は構造上、他の自動車に比べ危険の高いもので、一つ間違えば死亡事故につながりやすいものです。未来ある若者がなぜ死急ぐのでしょうか。二輪車の事故防止について地域ぐるみで考えていきたいものです。
くるまを”狂魔(くるま)”にしないために
「車はしばしば人の命をとる凶器になる」と言うことを考えたことがあるでしょうか。たしかに車は便利で私達の生活になくてはならないものです。しかし、一つ間違えると人の命を奪う恐ろしい凶器にもなるということを運転者は常に心掛けなければなりません。
車の有益さは改めて言うまでもありませんが、人間のための車にするのは、運転する人の心掛け次第です。車を”狂魔(くるま)”にしないためにも飲酒運転、スピード違反、無免許運転はもっての他、殺人行為にも等しいものです。歩行者や自転車への思いやりを忘れず、交通マナーを守って事故防止に努めましょう。