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1986年11月発行 広報よみたん / 7頁

保健婦だより№5 成人健康シリーズ③ 女性に多い貧血

保健婦だよりNo.5 成人健康シリーズ③ 女性に多い貧血
 住民検診の結果、高血圧の次に多いのが貧血です。去年の結果をみると受診者数四〇七〇人のうち四七二名(約十一・五%)の方に何らかの異常がみられます。その中で女性に多いのも特徴です。貧血は、よく低血圧と混同されがちですが、血液がうすい状態をいい、血圧や血が少なくなるのではありません。私達の血液は量的には体重の1/13の割合で一定していますがその中に含まれている血色素や赤血球の濃度に問題が生じてきた場合を貧血といいます。住民検診では血色素量、男性十三、六~一八・○g/dl、女性十二・○g/dl~十六・○g/dlを一応の正常値とみています。
貧血になると、めまい、耳鳴り息ぎれ、疲れやすい、だるいなどの症状が出てきますが、なかには無症状の人もいます。原因には、なにか病気があってその為に起こる場合があります。たとえば、胃潰瘍、子宮筋腫、がん、肝臓病、骨髄の病気などです。その場合にも原因になる病気自体の治療が大切です。他に、食事が原因の場合もあります。この場合には長年の食習慣によるためか、それほど症状には敏感ではありません。その中で最も多く、さらに女性によくみられるのが鉄欠乏性貧血です。鉄分は、血色素をつくる為に必要な栄養素で、牛乳・卵・魚・肉(レバー)や緑黄色野菜に多く含まれています。栄養面で貧血の予防をこころがける場合、動物性食品と緑黄色野菜を十分に採る事が大切です。しかし一般的には血色素量、一〇g/dl以下は食事では補えないと言われています。
 貧血と診断されて、そのままの状態を続けていると次のような健康に支障が出てきます。①心臓を悪くする②身体の抵抗力が弱まり風邪をひきやすくなったり病気の回復や傷の治りが遅れる③疲れやすく能率が落ちる④仕事に意欲がわかなかったり持続性がなくなる⑤妊産婦の場合、未熟児を出産したりお産が重くなりやすい。また母乳不足になる事がある。
 このような事を予防する為にも、貧血にならない様、また貧血と診断されたら原因をよく究明し、早くもとに戻すようにしなければなりません。

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