読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1987年3月発行 広報よみたん / 7頁

見事な演奏に万雷の拍手受け継ごう赤犬子の心 渡慶次小三味線部・クラブ発表会 【写真】

 アルト笛と三味線の大演奏で幕あけをした渡慶次小三味線部・クラブの第一回発表会、福祉センターホールいっぱいに詰めかけた、村民、父母、来賓の万雷の拍手が鳴りひびきました。
 三味線を手に一心に演奏する子供達の顔には、自信と誇らしさが満ちあふれている。日々の練習で培かわれてきた技術と心の成長が一曲一曲にあらわれるように見事な演奏が読き、観衆の心を打ちました。
 三味線部、クラブのこの発表会には、父母の会をはじめ、学校全体が取り組み、三味線演奏の他に一年生のマミドーマや先生方、父母の方々の舞踊、獅子舞、など多彩なプログラムが組まれ、又、舞台発表の間に、子供達の詩の朗読もあり、子供達の素直な心が伝わりました。
 クラブ結成から約三年、この間読谷まつり、村内小中学校音楽会子供芸能祭(県)、子どもまつり(平和祈念堂)などにも参加する、他、地域の催しにも積極的に参加し、村内外から注目を浴びるほどに成長してきました。
 クラブの指導にあたられてきた山内昌重教諭は「子ども達の無限の可能性にいつも驚ろかされています。クラブを続けていく中で、子供達に三味線だけでなく、心の成長も見られ、努力することの尊さを身をもって子ども達と一緒に知ることができたことをとても幸せなことと思っています。クラブを続けていく上で、学校や、父母、地域の理解と協力が一番大事な事と感じています。沖縄の祖先が残したこのすばらしい伝統音楽、三味線を通して子どもと子ども、子どもと親、子どもと教師がお互いに体と体をぶつけあい、心と心をふれ合わせながら、子供たちの成長に役立てるよう頑張りたいと思います。」とこの三年間を振り返っていました。
“受け継ごう、赤犬子の心”をテーマに開かれたこの第一回発表会三味線音楽の始祖として称えられた赤犬子の生誕の地読谷ならではのものであり又、それを支える土壌のゆえでしょう。三味線を手に沖縄の人々の心の豊さを吟遊した赤犬子の心は、今、無限の可能性を秘めた子供達の中に受け継がれています。

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