読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1987年4月発行 広報よみたん / 19頁

““子供の遊びと鍛え””診療所長森文彌

 お母さんが自分の世界の全てであった赤ちゃんも生後七~八ヵ月あたりから一人で遊べるようになる。オモチャに向って話しかける楽しさを発見する。オモチャは返事をしないけれどもオモチャに心を移し、自分自身で返事をつくる。オモチャと自分の小さな物語の中で遊ぶ。オモチャがないときは、ヒモや袋、足の指などをいじり、話しかけている。それから積木を積んだりこわしたりする時代が来る。
 二歳になると気の合う友達が出来て小さな社会生活が始まる。もっともっと遊びたくなる。
 そうすると兄弟ゲンカをする様になる。親達はいい加減にしなさいと怒るが、兄弟ゲンカには有難い面もある。自己主張がぶつかり合って考え方に理屈がついてくる。
 兄は小さい子に加減して手を出す事を学び、弟は痛い目に合う。もっぱら自分の思い通りにならない現実を知る。
 ケンカした兄弟ほど成長してから仲がよい。一人っ子ほど兄弟ゲンカを知らない分だけ鍛えられ方が足りないように思われてならない。
 オバァチャン子も意外と、それに似ている様にも見える。
 読谷に赴任した時、生れた赤ちゃん達もすでに三歳を過ぎた。
 やんちゃでスクスクと育っていると思う。

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