婦人に発生するがんの中で、乳がんは子宮がんとともに代表的な疾患です。子宮がん検診の普及により、子宮がんによる死亡は減少傾向にあるのに対して、乳がんは最近急増しています従来、日本婦人は45~49歳で乳がんの発生が最も多くみられましたが、最近では、50~54歳代に増加傾向がみられます。しかし20歳代でも低率ではありますが発生があります。
乳がんの自己検診および集団検診は、がん予防対策の重要な手がかりです。当村でも地域の婦人を対象に自己検診法についての勉強会をしたり、去年からは、子宮がん検診と一緒に乳がん検診も実施しています。
★自己検診法
触診は、がん発見のための基本的な診断法です。毎月一回、生理後に、閉経後の婦人では、毎月一定の日を決めて行なう習慣を身につけましょう。
(1)鏡の前に立ち、自分の乳房の大きさ、形、くぼみの有無、乳首の位置、ただれの有無など左右よく見ます。このような観察を注意しながら、両手をあげた時と、下げた時2回行ないます。
(2)つぎにあおむけに寝て、検査する反対側の手で、乳房の中心から周辺へ指をそろえて静かに軽く圧迫しながら触れていきます。
(3)つぎに、わきの下に深く指先を入れ、しこりを探します。
(4)最後に、乳首から血性の分泌物が出ないかどうか確認します。
★医師による検診
乳がんの診断は、医師による触診が決め手になりますが、最近ではX線や超音波によって行う診断法も普及して、ごく小さながんでも発見される率が非常に高くなってきました。
★早期発見のための心がけ
(1)自己検診は、月に一度必らず行って下さい。
乳房のしこりは95%は、自己検診によって発見できます。乳がんはこの中の10%にすぎません。自己検診を毎月行えば、がんが発見されても多くは早期がんであり、治療によって永続治癒(完治)が充分期待できます。
(2)集団検診を積極的に受けましょう。