-胃の集団検診をうけましょう-
「ちょっと胃の調子がおかしい…もしや胃がんでは…」そう考える人は意外に多いのではないでしょうか。それもそのはずですね。「ガン」はわが国の死亡原因の第一位を占め、なかでもとびぬけて多いのが胃がんです。村でもがんによる死亡がトップであり去年は三十二名のうち六名が胃がんで亡くなっています。しかし過去二十年間にわたる集団検診と治療の進歩により胃がんの死亡率は年々低下してきています。このがんをなくする決め手は、早く発見すること以外にありません。そのための方法が検診です。年二回受けるのが理想的ですが少なくても年一回は必要です。
胃がんはまず胃壁の粘膜に発生してしだいにその内部を侵していきます。普通、病気には何らかの前ぶれがあるものですが胃がんの場合、これといった症状も見当たらないのに、かなり進行していたという場合が少なくありません。
症状としてはごくたまに胃のあたりが少し痛んだことがあるという程度から、胸やけや胃の不快感、空腹時や食後に胃が痛む、吐きけを感じるといった一見胃潰病と同じような症状からさらには、胃の膨満感(張った感じ)や下痢、嘔吐などが現われることもあります。
こうした初期の段階をすぎて進行の度合いが進むと、食物を飲み込みにくくなったり、貧血になったり、体重が減ってきたりの症状が出ます。いずれにしても、このような症状を感じたり、何らかの変化、(食物の好みの変化や痛みなど、を感じた時は、とにかくすぐに医師の診察を受ける事が何よりです。そして何の症状も感じない人の場合もやはり定期的に検診を受け、がんではないことを確かめておくのが大切です。早期発見、早期治療は胃がんの鉄則です。
胃がん患者を年令別にみますと他のがんと同じように年を取るにつれて増えています。男女とも四十歳を過ぎるころから急に増え、さらに加令にともない増加しています。四十歳を過ぎたら特に要注意といえそうです。
胃の集団検診の方法はといいますとX線間接撮影が主です。胃を空にしておき(水もだめ)バ■ウムという白い液を飲みます。そしていろいろな方向から四~六枚撮影します。撮影時間は一人三~五分間かかります。多くの場合、検診当日は絶食で、前日より食べ物をはじめタバコや水、薬に対する制限がありますので注意をよく守りせっかくの検診の効果が損われるという事のないようにしましょう。またバリウムは排泄されにくいので便秘がちな人は下剤が必要である事を申し出るようにしましよう。
保健衛生課では、今年も、住民検診の午前中に実施するという事で十四回を計画しております。 その場合、受診する人数の関係でどうしても胃がん検診を入れる事の出来ない部落もありますので自分の部落で胃がん検診が実施されるかどうか確かめる事が必要です。詳しい事は保健衛生課まで、お問い合せ下さい。