中堅技術者の研修、製品開発研究等に助成してまいりました。今年度もこれらの事業を継続実施してまいります。さらに昨年度の読谷まつりのファッションショーに見られるようにその特質を生かした新たな展望が期待されております。
かつて、この読谷の地は喜名焼発祥の地であります。そのことは立地条件を有することを証明しております。
この立地条件に恵まれている読谷の地に、ヤチムンを甦えらせるため、昭和四七年、那覇壷屋から金城次郎さんを招致し、昭和五三年にはヤチムンの里構想を打ち出し、窯場づくりをはかってまいりました。
それをうけて、昭和五四年には読谷山焼共同窯が建設され、県内外で注目されるようになりました。現在では、村内に十八の窯元が立地し、ヤチムンの村へと大きく発展しております。
読谷山焼共同窯が建設されてから十年の歳月が流れようとしておりますが、この窯場で技術の修練に励んできた若い陶工達が近々に巣立つことになっており、窯場づくりも第二段階に入ってまいりました。
村といたしましては、今後も読谷山花織やヤチムンといった伝統工芸を正しく受け継ぎ、村民生活の中に定着させ、文化村、づくりの一翼を担う伝統的工芸産業の発展に努めてまいります。
(3)社会福祉増進のための施策
福祉行政は、村民一人びとりの日常生活の中から、人と人とが支えあうユイマールの心を大切に、その積み重ねによって進めていくことが最も肝要であります。
今日まで、総合福祉センターを活動拠点に、社会福祉協議会をはじめ各種の団体や多くの村民の協力を得て、様々な福祉活動が展開され、社会的弱者への福祉向上をはかるとともに健常者の健康管理や維持増進のため、諸々の施策を実践してまいりました。
今年度は、継続を含め次の事業を進めてまいります。
老人福祉については、人口の高齢化とともに年々増加する一人暮し老人や寝たきり老人など、介護を必要とする老人に対処するため、寝たきり老人の日常用具給付として特殊ベッド及び特殊マットレス、エアーマット、火災報知器などを設置してまいります。併せて、健康飲料を給付し、安否の確認や孤独感の解消に努め、老人家庭奉仕員をマンツーマンで派遣して、きめの細かな在宅福祉を支援拡大してまいります。
また、虚弱老人などの自立的生活の助長と心身機能の維持を目的に総合福祉センターで、昨年八月から実施しましたデイサービス事業は当該老人の入浴、交流等の機会を通して健康維持と家族の負担の軽減を果たし関係者から喜こばれており、事業の拡大推進をはかってまいります。
さらに、健康で生きがいのある老後の生活を送っていただくため、各単位老人クラブの育成や各種サークル活動への参加を促し、組織の育成強化をはかります。併せて家庭にこもりがちな老人に対する訪問運動やボランティアなど社会参加活動を積極的に推進してまいります。
また、老人保健事業の実施と特別な介護を必要とする老人のための特別養護老人ホームは必要な施設でありますので、その設置を働きかけてまいります。
精神薄弱者(児)福祉につきましてはハ授産施設読谷福祉作業所の運営補助を継続するとともに、かりゆし学園の運営補助を増額し、併せて父母の会、ボランティアの皆さんの活動に助成を行いつつ活動内容の充実をはかってまいります。
児童・母子福祉につきましては、保育に欠ける児童の福祉増進のため保育事業の内容充実をはかり、また、障害児保育を強化するため、障害児母子通所「ふくぎ」の保育事業への運営補助を継続するとともに、母子寡婦福祉の強化に努めてまいります。
社会福祉増進のためには、民生・児童委員協議会とのタイアップは必要不可欠なものであり、その活動がさらに展開できるよう運営補助の増額をはかってまいります。
人間の幸せの第一条件は健康にあります。そこで、村民の健康づくりは極めて重要であり、予防医学の面から住民検診の充実強化をはかり、老人医療保険及び母子保健事業の推進と各種予防接種等を実施し、村民の健康維持増進に努め、併せて機能回復訓練、精神療養者等へのケアーを進めてまいります。
自分の健康は自分で管理するものであります。そこで村民一人びとりが健康であることを願い、その意識の高揚をはかるため第七回「健康づくり村民のつどい」を開催し、その内容充実をはかり村民が健康で明るい生活が営める環境づくりに努めてまいります。