芸術文化の殿堂 村立美術館ついに開館!!-村づくり運動の第二段階へ- 【写真:芸術の美を堪能する参観者ら:名嘉真、宮城両館長、岳原教育長、喜名小の山川香さん松田伸君、山内村長、儀保議長:伝統文化のかおりヤチムンや花織の力作が並ぶ】施設の配置 財源内訳 施設の概要 資料館内図書室・研究室 【写真:沖縄関係・歴史民俗の専門図書等文献資料が9,800点にのぼる】旧館展示室 【写真:戦争資料と終戦直後の生活資料が展示され平和学習の一角を成す】考古展示部門 【写真:2500年前の木綿原遺跡は箱式石棺墓を伴い国の重要遺跡に指定されている】戦前の民家 【写真:昭和19年までは茅葺き1,845戸赤瓦家1,282戸であった。戦前の生活様式がしのばれる】
芸術文化の殿堂村立歴史民俗資料館(新館)と村立美術館がこの程完成。三月二九日開館した。
村立美術館(宮城元信館長)は歴史民俗資料館(名嘉真宜勝館長)と並ぶ文化創造の一大拠点として、学校教育、社会教育との有機的な
つながりを持ちながら、文化芸術活動及び情操教育の充実発展をめざすもので、その開館が待ち望まれていた。復帰後における村づくり運動の第二段階と言えよう。
一方、昭和五〇年に県内初の村立歴史民俗資料館として開館した資料館は、歴史・民俗、考古の分野を中心に先人達の遺した貴重な文化遺産を調査・研究、収集・保存、これまでに四万点以上にのぼる膨大な資料を収蔵し、郷土学習の場、観光の館として充実発展した。それと共に施設も狭隘になったことから、昭和六三年に「まちづくり特別対策事業」を導入、総事業費三億一千八百万円、建物延床面積千九百六〇㎡の三階建(一・二階県文化振興課等々の多大なる支援協力を得ている。
美術館内には、読谷村が誇る伝統工芸のヤチムン(陶器)や読谷山花織はじめ、彫刻、絵画、漆器等の力作が展示され、人間国宝・金城次郎さんのヤチムンや、県無形文部分を資料館、三階部分を美術館とし、一棟の中に両館を併設)を建設するに至ったのである。
座喜味城跡の緑豊かな南麗に構える同館からは快適空間の座喜味、喜名集落や広大な読谷飛行場一帯が一望の下に見渡すことができる。
開館に至るまでには、中部広域事務組合、県地方課、県文化課、化財技能保持者・与那嶺貞さんらの読谷山花織等の作品が並んでいる。また、美術館階段室壁には村内小中学生の作品も紹介され読谷ならではの手づくり美術館をめざしている。
式典オープンングでは、山内徳信村長、岳原宜正村教育長、儀保輝和村議会議長、名嘉真宜勝村資料館長、宮城元信初代美術館長、村内児童代表らがテープカットした。
第二部式典の部で山内徳信村長は「本日オープンした美術館が、沖縄の苦難の歴史と苦悩を背負って生きてきた読谷村民、とりわけ青少年達に夢と希望、自信と勇気、文化的誇りを抱かせ、二十一世紀へ大きくはばたく一助になればと願うものであり、新しい文化創造への「場」であり「核」となるよう村民はじめ広く県民の深い理解と協力、支援を願うものである」と式辞を述べた。続いて仲宗根盛栄村教育委員長、儀保輝和村議会議長が来賓祝辞を述べ、引き続き祝賀会に入った。盛島秀貞村議会文教厚生委員長、名嘉真資料館長、宮城美術館長らがそれぞれあいさつした後懇談に入った。出席者らは開館を祝すとともに、しばし芸術談議に花を咲かせていた。