読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1990年4月発行 広報よみたん / 10頁

花のかおりにつつまれて【顔写真:又吉全正さん】 

花の香りにつつまれて、優雅に生花を楽しむ村老人会の皆さん。まさに春らんまんといったところ、そんな花園の中に、黒一点の又吉全正さん(77才)がいた。村総合福祉センター、老人いこいの間での生花講習会での情景である。
 大湾老人クラブ会長を四期つとめた又吉さん。同区女性会員の送迎役を買って出たのが運のつき?いつの間にか花の魅力にとりつかれてしまったという。一年間のけいこを通して三九種類もの四季おりおりの花々にふれることができた。花を眺めていると飽きることはないと自作の琉歌を一句。しかし、どんなに美しい花よりもこの世で一番美しいのは皆さんの笑顔、と女性会員を感激させた。「ここまで温かく見守ってくれた皆さんに感謝したい。家族の皆んなも応援してくれた。」ととてもうれしそう。
 男らしい大担な生け方はさすがと講師の金城多恵子さん。「又吉さんは、これまでの固定観念を見事打ち破り、勇気を持って参加してくれた。これからは、男性の参加も増えるでしょう。」と宮平八重読者連副会長。更に「花を愛でる心が、地域の花いっぱい運動へ、環境美化運動へとつながっていく」とつけ加えた。
 昭和初期より大阪で理髪店を開業、すでにバイオリン、ピアノ、三味線、琉歌といった当時としてはハイカラな趣味を持ち、会話の中からは豊富な知識をうかがわせる又吉さん。理容界では、その道六〇年の大ベテラン。数々の要職を歴任、又これまでに環境衛生功労者として厚生大臣賞受賞、叙勲(勲六等単光旭日章)受章の栄に輝いている。
 奉仕的精神も旺盛で、村内福祉施設の「かりゆし学園」「ふくぎ」等への理容出張サービスに出向き、園児、園生らを激励している。
 デイサービスで今年はお年寄の為に奉仕したいとはりきっている。

七八十手習
池花や床に
朝夕眺みとて
若くなゆさ

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。